止まらん躍動…巨人社卒の逸材たち「期待しかない」 阿部監督も絶賛、1軍へ猛アピール

巨人・佐々木俊輔(左)と泉口友汰【写真:小林靖】
巨人・佐々木俊輔(左)と泉口友汰【写真:小林靖】

巨人3位の佐々木俊輔、4位の泉口友汰、5位の又木鉄平がキャンプで奮闘中

 巨人の“社会人出身ルーキーズ”がキャンプで躍動している。日立製作所から3位で入団した佐々木俊輔外野手、NTT西日本から4位で入団の泉口友汰内野手、日本生命から同5位の又木鉄平投手が開幕1軍へのアピールが続いている。

 18日の韓国サムスンとの練習試合(那覇)では24歳の佐々木が「9番・DH」で出場し、中前打、右翼線三塁打、中前打の3安打5打点。「8番・三塁」で出場した泉口も1安打1犠打に二盗も決めるなど存在感を発揮した。

 佐々木について阿部慎之助新監督は「体は小さい(174センチ)けれど、いいパンチ力をしているなあと思って見ていたのですが、素晴らしい数値が出ていました。スイングスピードは速いし、打球速度はあの体で170キロを超えてきた。すごいなと思いました」と惚れぼれ。「『獲ってよかった』と今ちょっと思っていますが、実際に活躍してもらってから言いたいな」と中堅のレギュラー候補に期待を寄せている。

 又木も2-1の3回から2番手で登板し、2回2安打1失点。自身の立ち上がりはややバタついたものの、2イニング目は3者凡退でしっかりと修正した。25歳左腕は11日の紅白戦(宮崎)では味方の失策でピンチを招くも、後続を断って1回無失点投球を披露。阿部監督も「力感のないフォームから、(球速が)144~145(キロ)出る。真っすぐで空振りを取れるのは魅力的ですよね」と評価している。

 社会人からの入団選手は即戦力として見込まれている。巨人が昨年のドラフトで獲得した支配下5選手のうち“下半分”の3~5位がフレッシュな輝きを放っている。

(Full-Count編集部)

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