現役引退も…何もせず支払われる39億円「球団最悪の選手」 30年ぶり世界一も遠い過去
エリック・ホズマーが現役引退表明…パドレスから2025年まで39億円が支払われる
メジャー通算198本塁打を誇るエリック・ホズマー内野手が現役引退を表明した。米メディアが伝えた。昨年5月にカブスをDFA(事実上の戦力外)となり、自由契約に。その後、獲得球団は現れず、引退を決断した。2017年オフにパドレスと8年総額1億4400万ドル(約216億円)の契約を結んでおり、2024、2025年の2年間で2600万ドル(約39億円)が手に入るという。
34歳のホズマーは2008年の全米ドラフト1巡目でロイヤルズに入団。2015年には同球団30年ぶりの世界一に貢献した。FAとなった2017年オフにパドレスに移籍し、2022年途中にレッドソックスへトレード加入。昨年はカブスでプレーしたが、5月にDFAとなると、獲得球団は現れなかった。メジャー通算1689試合で1753安打、198本塁打、893打点、打率.276をマーク。一塁のゴールドグラブ賞を4度受賞した。
地元紙「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」によると、2023年から2025年までの契約について、40人枠に入っていなくても3900万ドル(約58億5500万円)を負担するという条件で、パドレスは2022年途中にホズマーをレッドソックスへ放出した。引退を表明したホズマーに対して「契約の残りをパドレスが負担するのは変わらない」と記事は解説。パドレスは2025年までの2年間で2600万ドルを支払うことになる。
記事によると、ホズマーは「年間を150試合ほどプレーしないと、チームに価値をもたらすことができない。それができないと思う段階にきた。体が耐えきれない。残念ながら現役生活は終わるが、納得している」とコメントしたという。
引退の報を受け、SNSには「パドレス史上最悪の選手」「パドレスは彼にいくら払ったの?」「何年も前に引退しているようなもん」「パドレス史上最悪の契約」「パドレス史上最悪の契約」と厳しいコメントが並んだ。今後は会社を設立し、ポッドキャストを配信していくという。
(Full-Count編集部)