エ軍元有望株が迎えた“最大の危機” 評価下落&競争激化…今季が「ラストチャンス」
ジョー・アデルは過去4年で打率.214、18本塁打…三振率は35%
エンゼルスのジョー・アデル外野手が、厳しい状況で2024年シーズンに突入した。かつての有望株も期待に応えられないシーズンが続いており、地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」はロースター入りへ「ラストチャンスに直面している」と伝えている。
24歳のアデルは2017年ドラフト1巡目(全体10位)でエンゼルスに指名され、2020年にメジャーデビューした。しかし、昨年までの4年間で178試合に出場し打率.214(580打数124安打)、18本塁打、OPS.625と期待外れ。619打席で219三振で、三振率は35%にのぼる。
記事は「かつてはトッププロスペクトの1人だったが、苦戦し続け株は下落した。新しいシーズンがやってくる度に最後のチャンスという構図だったが、アデルのオプションは使い果たされ(崖っぷちという)要素が更に加わった」と評している。
アデルはエンゼルスの打撃コーチらから“シンプル思考”の勧めを受けたと明かし、「基本に戻り、好球必打を意識している。数字にとらわれるのではなく、アプローチだ」と語る。今季就任したロン・ワシントン監督も「ボールを球場外に放り込むだけではなく、パワーを使って球場全体を使うことに取り組んでいる」と期待のコメントを残している。
エンゼルスの外野陣にはマイク・トラウト、テイラー・ウォードが君臨。ミッキー・モニアックは昨季85試合で14本塁打と結果を残し、今季加入したメジャー108発のアーロン・ヒックスとの併用が「うまくいくかもしれない」と予想している。そのため「アデルがどうなるのかは不明だ」と記事は伝える。24歳が迎えた正念場。アデルはこの苦境を打開できるだろうか。
(Full-Count編集部)