山本由伸に待つ“メジャーの洗礼” 浮き彫りになる癖…コーチ指摘「積極的に行われている」
“クセ解読”はMLBで積極的に行われているという
ドジャースの山本由伸投手は2月28日(日本時間29日)のレンジャーズ戦でオープン戦初登板。2回を投げて1安打3奪三振無失点と好投した。一方でセンター後方のカメラからボールの握りが見えるという指摘も。ドジャースのマーク・プライアー投手コーチは「注意を払わねばならない」などと語っている。
地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」によると、プライアーコーチは山本の握りが見えてしまうことについて「注意を払わなければいけない」と述べた。アストロズのサイン盗みスキャンダル以降、メジャーでは厳しく取り締まるようになったが、それでも各球団は少しでも有利になることはないか探していると記事は指摘する。
プライアーコーチは「注意を払わなければならない。偶発的なものではないからね。ほぼすべてのチームが何らかの形で取り入れている。ゲームの一部となっている」と強調。生き馬の目を抜くプロの世界。相手のクセ分析などは「積極的に行われている。正確な情報かどうかはわからないが、NPBではそれほど積極的に行われていないようだ」と語る。
山本に改善すべき点があったとしても「それは特別なことではない」ともプライアーコーチは強調する。ドジャースのスタッフは注意深く観察し、癖などがあった場合は可能な限り修正に努めるという。2度目の登板は、6日(同7日)のホワイトソックス戦の予定。投球だけではなく、指摘された点が修正されているかも注目される。