逸材だらけ…巨人の「外野争い全く読めん」 OP戦打率トップ2、覚醒気配の大器「超激戦」
オープン戦で松原&佐々木が打率トップ2、秋広は中信戦3安打でMVP
4年ぶりのセ・リーグ制覇を目指す巨人の外野争いが熾烈だ。松原聖弥外野手がオープン戦の打率トップに立ち、ドラフト3位ルーキーの佐々木俊輔外野手が同2位。秋広優人内野手やオコエ瑠偉外野手らもアピールを続け、ファンは「外野争い全く読めん」「どの選手も試合で見たい」と声を上げている。
8年目の松原はオープン戦3試合で打率トップの.455(11打数5安打)。「1番・右翼」で出場した2月23日の阪神戦では3安打を放った。2021年に135試合出場も、昨年は21試合で12打数無安打。挫折を経て再び外野争いに参戦している。
新人の佐々木は打率2位の.417(12打数5安打)。2月24日の広島戦では「7番・指名打者」で出場し、5打数4安打と躍動した。パンチ力があり広角に打ち分けられる。24歳新人が開幕からスタメンで起用されても不思議ではない。
昨年現役ドラフトで巨人に加入したオコエ瑠偉外野手の評価も高まっている。春季キャンプ途中で1軍昇格し、対外試合で既に2本塁打。2日の台湾・中信兄弟との親善試合では「2番・中堅」で出場し、強烈な左前打と技ありのバント安打を記録した。昨年は開幕スタメンを手にしたが失速。プロ9年目、正念場のシーズンでアピールを続けている。
MLB178発のオドーアは2月27日のハム戦で2打数1安打、丸はまだ出番なし
秋広優人内野手は2日の中信戦に「9番・一塁」で出場し、3安打3打点。試合のMVPに選出された。オープン戦では7打数1安打と結果を残せていなかったが、猛アピールした。一塁は岡本和真内野手が務めるため、先発するなら外野となる。昨年は10本塁打。背番号「55」を背負う身長200センチの21歳が一気に定位置を掴み取るか。
新助っ人のルーグネット・オドーア外野手はメジャー178発を誇る左の大砲候補。2月27日の日本ハムとの練習試合に「6番・右翼」で出場し、2打数1安打だった。NPB通算1696安打、269本塁打を誇る丸佳浩外野手は出遅れたが今後ペースを上げてくるだろう。
他にも2年目の萩尾匡也外野手がガッツあふれるプレーでアピール。オープン戦では打率.286(7打数2安打)をマークしている。実績あるベテランからルーキーまで多士済々の外野争いに、SNSには「開幕はどうなるのか」「本当に超激戦」「ハイレベル」「過去にない争い」とコメントが並ぶ。3月29日の阪神との開幕戦(東京ドーム)では誰が先発するだろうか。
(Full-Count編集部)