DeNA自由契約のバウアー、11日にド軍戦登板へ 「アジアンブリーズ」加入を正式発表
昨季DeNAで10勝、MLB球団に最低保証年俸で売り込みも…去就は依然未定
DeNAから自由契約になっているトレバー・バウアー投手は7日、トラベリングチーム「アジアンブリーズ」に電撃参戦することを同社のHPで発表した。あわせて10日(日本時間11日)に行われる古巣ドジャース戦に登板することも決定した。
バウアーはレッズ時代の2020年にナ・リーグのサイ・ヤング賞に輝くと、翌2021年にドジャースへ加入。しかし、同年に性的暴行などの疑いで複数の女性から訴えられ、324試合の出場停止処分を受けた(後に194試合に軽減)。昨季はDeNAでプレーし、球団の外国人投手では史上最多タイとなる10勝(4敗)、防御率2.76、130奪三振をマークした。しかし、オフには自由契約となっていた。
その後はメジャー復帰を熱望。米国の様々な番組にも出演し、最低保証年俸でもプレーすると話すなど、売り込み”を行っているが、メジャーのキャンプが開始しても手を上げる球団は現時点ではない。
バウアーが参加する「アジアンブリーズ」は2019年2月21日に設立された、アリゾナ州フェニックスを拠点としたトラベリングチーム。MLB傘下球団と試合を行い、プロ契約を目指すことを目的に、これまで27人のプロ契約者を輩出してきた。
バウアーは10日(同11日)にアリゾナ州グレンデールでキャンプを張るドジャースのマイナー戦に登板予定。当日は、大谷翔平投手らメジャー組はダイヤモンドバックスとのオープン戦が組まれており、直接対決の可能性は少ないとみられる。
(Full-Count編集部)