打率1割台…苦しむトラウトが明かす胸中 「感覚を取り戻したい」地元放送局に激白

エンゼルスのマイク・トラウト【写真:ロイター】
エンゼルスのマイク・トラウト【写真:ロイター】

復活待たれるトラウト「頑張っているんだけどね」

 エンゼルスのマイク・トラウト外野手は、7日(日本時間8日)のオープン戦を終えて21打数4安打、打率.190と苦しんでいる。近年は負傷に泣かされたが、今季は超強力コンビを形成した大谷翔平投手が抜け、完全復活が待たれる。地元放送局のインタビューで現在の胸中を明かし、MVPに輝いた頃の「感覚を取り戻したい」と語っている。

 エンゼルス一筋のスターが、苦境に立たされている。2019年から12年総額4億2650万ドル(約631億円)で契約を延長。同年は45本塁打、OPS1.083で、自身3度目となるア・リーグMVPを獲得した。しかし、直近の3年間は怪我もあって合計で237試合の出場となっている。2022年は119試合で40本塁打をマークしたが、昨季は82試合で打率.263、18本塁打にとどまった。

 同じく球界の顔としてチームを引っ張った大谷と好調の時期が重なることは少なく、結局大谷と共闘する間にプレーオフに進出することはできなかった。

 トラウトは今、何を思うのか。エンゼルスの試合を中継する地元放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」の名物解説、マーク・グビザ氏がインタビューで迫った。トラウトは「16歳、19歳、そしてMVPを獲得した年の感覚を取り戻したい。ここ数年は(その感覚を取り戻そうと)頑張っているんだけどね。(感覚は少しずつ)戻ってきているし、ここまで調子はいいよ」と状態が上向きであることを強調している。

「2人のワシントン(ジョニー・ワシントン打撃コーチとロン・ワシントン監督)と一緒に、いい話し合いをすることができた。自分らしくいること、そして今年は(フォームを)シンプルにすることを心がけているんだ」

 オープン戦序盤は4試合連続で無安打だったが、3月に入ってからは4試合で3安打を放ち、復調しているのは確か。エンゼルスの躍進は、この男にかかっている。

(Full-Count編集部)

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