大谷翔平を2打数無安打…元鷹右腕は「全集中」 4回“完全”もド軍は「息つく暇ない」
大谷翔平を封じたマルティネス「完璧な投球をしないといけない」
日本ハム、ソフトバンクでプレー経験のあるレッズのニック・マルティネス投手は8日(日本時間9日)、米アリゾナ州グレンデールで行われたドジャースとのオープン戦に先発登板し、4回まで無安打無失点6奪三振の快投を披露した。ドジャースの強力打線には「集中力を高めなくてはいけない。息をつく暇はないよ」と警戒心を高めていた。
5回表が終わったタイミングで落雷のため試合中断。そのままノーゲームとなったが、マルティネスに収穫はあった。ドジャースは1番にムーキー・ベッツ外野手、2番に大谷翔平投手、3番にフレディ・フリーマン内野手を並べる“最強打線”を組んでいる。
無失点に抑えたマルティネスだが「タフ。こういう打者と対戦するときは、集中力を高めなくてはいけない。息をつく暇はないよ。彼らだけでなく、1番から9番まで打席での自制心がものすごい。ストライクゾーンを見極めることができる」と絶賛した。
今季対戦での戦略を問われると「明かさないよ」と笑い、「彼らのような打者、特にショウヘイと対戦するときは全集中を要求される。完璧な投球をしないといけないから、息をつくことができないよ」と明かした。
この日、大谷との対戦では初回1死の第1打席で、アウトを奪ったものの、左翼フェンス手前まで打球を飛ばされた。4回1死の第2打席では芯を外して左飛に打ち取っていたが「シーズンでは違う結果になっていたかもしれないから、色々織り交ぜてタイミングを惑わせたい」と力を込めた。
マルティネスは大谷に対して、試合前時点でメジャーで2打数無安打に抑えており、この日も2打席でヒットは許さなかった。“全集中”の投球が好結果につながっているようだ。
(Full-Count編集部)