大谷翔平、フュージョンの舞台裏 ドラゴンボール好きコーチと合体技「彼からやろうと」
スミスコーチはドラゴンボールの大ファン、フュージョンは「新しいルーティンになる」
ドジャースの大谷翔平投手は8日(日本時間9日)、米アリゾナ州グレンデールで行われたレッズ戦の前に「フュージョンポーズ」を見せた。大谷とポーズを見せたストレングスコーチのトラビス・スミス氏が9日(同10日)に舞台裏を語ってくれた。
「フュージョン、とても良かったね。クールだった。昨日、ショウヘイから教えてもらって、『やろう』という話になったんだ」
スミス氏は大のドラゴンボールファン。孫悟空、ベジータがお気に入りのキャラクターで、大谷とドラゴンボール談義にも華を咲かせているという。「アキラ・トリヤマが亡くなったことも知っているよ。これ(フュージョン)は新しいルーティンになる」。スミス氏は笑顔を浮かべた。
大谷にとって日本の漫画は、チームメートとのコミュニケーションツールの1つだ。エンゼルス時代は守護神カルロス・エステベスに「スラムダンク」を薦め、昨季途中にチームメートとなった右腕ルーカス・ジオリトとの“トークネタ”もアニメや漫画だった。当時、ジオリトは「ショウヘイが飛行機で漫画を読んでいて、『これ読んだことある? あれ読んだことある?』って聞いたら『全部読んでいるよ』って返ってきたんだ」と語っていた。
ちなみに、エステベス、ジオリトの両投手とも「ドラゴンボール」から漫画やアニメが好きに。ドジャースのエンリケ・ヘルナンデス内野手も「ドラゴンボールのビッグファンだ」という。世界的な名作は、新天地に溶け込む助けとなるはずだ。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)