元DeNAバウアー、987日ぶり米登板で3回無失点「世界屈指の投手と覚えていてくれれば」
アジアンブリーズ参加でドジャースとのマイナー戦に登板、最速159.3キロ
元DeNAで米球界復帰を目指すトレバー・バウアー投手は10日(日本時間11日)、米国を拠点に活動するトラベリングチーム「アジアンブリーズ」の一員としてドジャースとのマイナー戦に登板。2021年6月28日(同29日)以来987日ぶりの米国での実戦登板で、3回1安打無失点。メジャー復帰へ猛アピールした。
球団公式X(旧ツイッター)によると、3イニングで43球を投げて1安打1四球4奪三振。最速99マイル(約159.3キロ)をマークした。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者はバウアー本人のコメントを速報。「僕はまだ世界屈指の投手であると人々が覚えていてくれればいいね」と話したという。
レッズ時代の2020年にサイ・ヤング賞に輝いたバウアーは、ドジャースに移籍した2021年に性的暴行などの疑いで複数の女性から訴えられ、324試合の出場停止処分を受けた(後に194試合に軽減)。昨季はDeNAでプレーし、10勝4敗、防御率2.76の好成績をマークしたが、メジャー復帰を目指し自由契約となった。
アジアンブリーズは2019年に誕生。アリゾナ州を拠点に試合経験を積み、プロの道を探すチーム。大谷翔平、山本由伸両投手らドジャース本隊は敵地でダイヤモンドバックスと対戦しており、マイナー主体のチームとの対戦だった。