大型トレード→2投手とも大怪我 わずか3か月…元超有望株は打率.074、誰も得せぬ悲劇
マリナーズが有望株との交換で獲得したフィリップスとコーワーがTJ手術
マリナーズに加入したばかりの2投手が、次々とトミー・ジョン手術を受けることになった。昨年12月にブレーブスとのトレードで獲得したコール・フィリップス投手とジャクソン・コーワー投手。米メディア「トーキン・ベースボール」によるとフィリップスは2月、コーワーは3月中に手術を受けるという。
マリナーズはジャレッド・ケルニック外野手、マルコ・ゴンザレス投手、エバン・ホワイト内野手の3選手と金銭を放出し、フィリップスとコーワーを獲得。3対2の大型トレードが成立したが、特に注目を集めたのはケルニックが含まれたことだった。元超有望株を放出し、サラリーダンプを行ったとみられる。
20歳のフィリップスは、2022年ドラフト2巡目(全体57位)でブレーブス入り。まだマイナーリーグでのプレー経験もないが、今回の手術でデビューはさらに遅れる見通しだ。27歳のコーワーは2018年ドラフト1巡目(全体33位)でロイヤルズ入り。昨年11月にトレードでブレーブスに加入したばかりだった。
一方のケルニックもオープン戦では、27打数2安打の打率.074、0本塁打、OPS.268と苦しんでいる。2018年ドラフト1巡目(全体6位)でメッツ入りすると、同年12月にエドウィン・ディアス投手、ロビンソン・カノ内野手とのトレードでマリナーズ移籍。2021年にはMLB公式サイトの有望株ランキングで全体4位に選ばれたが、メジャー3年間で打率.204、32本塁打、OPS.656にとどまっている。
(Full-Count編集部)