過去最低からの復活へ…トラウトは「奮起すべき」 大谷翔平退団で増す期待
「MVPを獲得した年の感覚を取り戻したい」
エンゼルスのマイク・トラウト外野手は、オープン戦で打率.207と苦しんでいる。MLB公式サイトのトーマス・ハリガン記者は「主力が抜け、穴埋めに奮起すべき8選手」の1人に指名。大谷翔平投手がドジャースへ移籍した中、懸かる期待は大きい。
大谷の“穴”は「当然ながら、(投打)全てにおいて影響を与えることができる二刀流のスーパースターを穴埋めできる選手などいない。エンゼルスにいた彼はFA史上歴代最高額でドジャースと契約した」と同サイト。しかし「この3年間で249試合も欠場したトラウトが、出場し続けることができれば、打者オオタニの穴を補うことは可能だろう」とみている。
ア・リーグ3度のMVPを誇る好打者だが、近年は故障もあって出場数が減少。「2023年は下落の兆候をみせたシーズンだった。デビューした2011年以降、過去最低の成績となる打率.263、出塁率.367、長打率.490。しかし2022年には119試合で40本塁打、長打率.690をマークしており、時はまだそんなに経っていない」と復活に期待した。
スプリングトレーニング中の地元放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」のインタビューでは「16歳、19歳、そしてMVPを獲得した年の感覚を取り戻したい。ここ数年は(その感覚を取り戻そうと)頑張っているんだけどね。(感覚は少しずつ)戻ってきているし、ここまで調子はいいよ」と激白していたトラウト。エンゼルスの命運を担っていることは間違いない。
(Full-Count編集部)