チーム最多HRも自由契約「なぜ切った」 韓国で放つ豪快弾…元助っ人に「おめでとう」
デビッドソンは1月に韓国移籍…OP戦は4試合で打率.364、7打点
昨季まで広島に所属したマット・デビッドソン内野手が、“新天地”で移籍後初アーチをかけた。韓国プロ野球のNCダイノスに加入したデビッドソンは、12日に行われたキウム戦に「4番・一塁」で出場。4回にオープン戦第1号となる同点弾を放った。
デビッドソンはメジャーリーグ通算54本塁打の長距離砲。ホワイトソックス在籍時の2016~2017年には2年連続で20発以上を記録し、昨年に広島へ加入した。112試合出場でチーム最多の19本塁打と持ち前のパワーは発揮した一方、打率.210、OPS.698にとどまった。
昨年11月17日に退団が発表されると、今年1月11日にNCダイノスが契約合意を発表。韓国メディア「スポーツ朝鮮」によると、契約金14万ドル(約2036万円)、年俸56万ドル(約8145万円)、出来高30万ドル(約4363万円)で総額100万ドル(約1億4500万円)規模になるという。
オープン戦は12日の試合を終えて、4試合(11打席)で打率.364、1本塁打7打点と好調な滑り出し。1号は、愛妻と子どもたちが見守る中で左翼席後方に飛ばす豪快弾となった。元助っ人の一発にはファンからも「今でも好きな選手」「さすがのパワー」「海の向こうで活躍してる」と称賛の声に加えて「なぜ切った」「退団が大きかった」と複雑な心境を綴る声もあった。