山本由伸“初黒星”も指揮官前向き 序盤は「欠点なかった」…キャンプを総括
5回途中4失点で“メジャー初黒星”となった山本由伸
■マリナーズ 8ー1 ドジャース(オープン戦・日本時間14日・グレンデール)
ドジャースの山本由伸投手が13日(日本時間14日)、米アリゾナ州グレンデールで行われたマリナーズとのオープン戦に先発。3度目となったマウンドでは、4回2/3で74球を投げ、8安打4失点7奪三振1四球で“メジャー初黒星”となった。悔しいマウンドとなったが、デーブ・ロバーツ監督は「3回から5回は変化球の扱いに安定感がなかったが、良かったと思う」と前を向いた。
初回は3者連続三振の好スタートを見せ、3回まで無失点の快投を披露した。指揮官は「最初の2イニングは欠点がなかったと思う」と絶賛。しかし、打者が2巡目となった4回に3連打を浴びて無死満塁のピンチを招くと、タイ・フランス内野手に左前打を許して2点を失った。
5回も連打と暴投で1死二、三塁とされると、ミッチ・ガーバー捕手に二塁打を浴びて2失点。その後一人を打ち取ったところで降板となった。
メジャー初年度のオープン戦は、デビューとなった2月28日(同29日)のレンジャーズ戦で2回無失点、2度目の先発となった6日(同7日)には、やや制球に苦しみ、3回6安打5失点だった。オープン戦3試合で、防御率は8.38だった。
試合で好結果は残せなかったが、指揮官は「とても生産性のあるキャンプだったと思う。何よりもまず、彼の健康を保てた。ルーティンも体の強化も良かった。メジャーリーグの打者たちについて学ぶチャンスがあったと私は思った。私から見ると、極めて素晴らしかったと思う」と山本のキャンプを振り返った。
(Full-Count編集部)