“26キロ減量”の大砲がエ軍で躍動 OP戦で早くも3HR…高まるメジャー昇格「やばない」
オープン戦3号はエンゼルス最多タイ
■ロイヤルズ 3ー2 エンゼルス(オープン戦・日本時間14日・サプライズ)
かつてツインズで活躍したエンゼルスのミゲル・サノ内野手が、マイナー契約を結び、招待選手として参加している春季キャンプで猛打を見せている。チーム最多の3本塁打を放ち、日米ファンから「メジャー昇格ある」「ヤバない?」と絶賛の声が上がっている。
13日(日本時間14日)、米アリゾナ州サプライズで行われたロイヤルズ戦に「6番・指名打者」で先発出場。5回に中越えソロを放つなど3打数2安打1打点。オープン戦3本塁打は、エンゼルスではジェイク・マリズニック外野手に並んで最多タイだ。14試合で打率.200にとどまるものの、自慢の長打力でアピールしている。
サノはマイナー時代から将来の本塁打王と評価され、2017年には球宴に選出、2019年と2021年には30本塁打以上をマークした。メジャー通算8年、694試合で162本塁打を記録した。一方で、通算三振率36.4%と確実性に欠け、守備・走塁での貢献度も限られた上に、2021年には左膝半月板断裂の大怪我。同年オフにFAとなり、昨季は無所属に終わった。
しかし、このオフにサノは58ポンド(約26.3キロ)の減量を決意。“激やせ”した姿でキャンプに登場して話題を呼ぶと、ロン・ワシントン監督も「彼はすごく体調が良さそうだね」と評価していた。3号アーチを見たファンからも「メジャー昇格ある」「ヤバない?」「動けるようになってる」「さすがのパワー」と称賛されている。期待された元有望株は、新天地で2年ぶりのメジャー復帰を叶えるだろうか。