開幕ローテは「難しいかな」 “最後の1枠”でアピール失敗…期待の20歳が猛省
日本ハムの根本は開幕ローテを懸けた登板で4回7安打4失点
日本ハムの根本悠楓投手が20日、神宮球場で行われたヤクルト戦で4回7安打4失点。開幕ローテーション入りへ“最後の1枠”を懸けたマウンドで結果を残すことができず「ああいう投球をしていたら難しいかなと思う」と消沈した。
雨が降り、強風吹き荒れる悪コンディション。初回、先頭の塩見に左前打されると、牽制悪送球を続けて三塁へ進まれ、オスナの左前適時打で先制を許した。直球の制球が定まらず、変化球頼りの投球。「ストライク入らないから(変化球に)みたいな弱気な部分があって、真っ直ぐに関しては修正出来るかなと思います」と反省した。
すでに開幕投手の伊藤をはじめ、加藤貴、上原、山崎のローテーション入りが内定。4月は週に5試合が続くため、残るは1枠となり、北山と争っている状況だった。しかしこの日の投球はアピールには遠く及ばなかった。
前日19日は「大事な試合になると思うので、全力でやるだけです」と意気込んでいた4年目左腕も「開幕ローテというところはちょっと難しいんじゃないかなと、今日の結果では感じています」と自ら言うほど。建山投手コーチは「(相手打線との)相性とかもありますしね」と明言を避けた。
昨年11月、さらに今年3月に野球日本代表「侍ジャパン」に選出されて一気に名を上げた20歳。この結果を受け止め、修正力を示すことができるのだろうか。
(町田利衣 / Rie Machida)