トラウトは「トレードを要求すべき」 募るファンの不満…埋まる気配がない大谷翔平の“穴”

エンゼルスのマイク・トラウト【写真:ロイター】
エンゼルスのマイク・トラウト【写真:ロイター】

大谷翔平が抜けたエンゼルスは補強が進まず…

 ドジャース・大谷翔平投手の古巣、エンゼルスの戦力ダウンがなかなか解消されない。FAとなっていた通算315発のJ.D.マルティネス外野手がメッツと合意したと21日(日本時間22日)に現地で報じられた。同選手については、エンゼルスのマイク・トラウト外野手が獲得を希望していただけにファンは「トラウトのリクエストは(オーナーの)アート(・モレノ氏)に届かなかった」などと落胆している。

 米ニューヨーク・ポスト紙のYouTube版では15日(日本時間16日)に同紙の敏腕記者、ジョン・ヘイマン氏が出演。「流動的な状況だ。ジャイアンツが提示した1500万ドル(約22億7500万円)のオファーは、球場が原因で(マルティネスが)却下した。JD・マルティネスがメッツやエンゼルスでプレーすることに前向きだという話は聞いたことがある。両チームとも接触している」と証言していた。

 さらに同氏は「マイク・トラウトが選手を獲得するように呼びかけをしていると私に言ってきた。若手主体のチームに楽観的だけど、彼は間違いなくアート・モレノオーナーや幹部に才能ある選手を獲得するよう要望している」。大谷と“トラウタニ”コンビを組んでいたトラウトがモレノオーナーに大谷の“代役”となるマルティネスの獲得を進言していたと明かした。

「彼(トラウト)は具体的に(私に対して)『30本打てる選手を獲得することが可能だ』と、言ってきた。J.D.マルティネスのことに決まっている。彼はエンゼルスが獲得することを望んでいる」と話していた。その一方でマルティネスがプレーオフに進める可能性が高いメッツを選ぶ可能性にも触れていた。

 しかしこの日、マルティネスのメッツ入団合意が報道された。同氏のツイッターによれば1年1200万ドル(約18億2000万円)の契約だったという。これを受けてエンゼルスのファンはオーナーのアート・モレノ氏を“批判”。SNS上には「アートは最悪のオーナーだ。利己主義だ」「不満を声にしたトラウトには申し訳ない気持ちになる」「トラウトのリクエストはアートに届かなかった」「トラウトはトレードを要求するべきだ」「アートは(大物)FA選手と契約する気など全くなかった」といった不満の声が並んでいた。

(Full-Count編集部)

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