FAで拒否した最高オファー「まさか優勝はない」 元巨人右腕が絶句したヤクルト2連覇
2020年オフにFA…井納翔一氏が明かす交渉の“内幕”
巨人、メジャーリーグなどで活躍した高橋尚成氏が自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新。かつてDeNA、巨人でプレーした井納翔一氏がゲスト出演し、2020年オフに巨人へFA移籍した際の内幕を明かした。井納氏への提示額はヤクルトが最も高かったという。
井納氏は2012年ドラフト3位でDeNAに入団。2年目に自己最多の11勝をマークするなど通算50勝を挙げ、2020年オフに国内FA権を行使した。手を挙げた球団は巨人、ヤクルト。DeNAも宣言残留を容認した。
最も条件が良かったのはヤクルトだったという。「金銭的にはヤクルトが1番上だったんです。(2番目が)ジャイアンツ、ベイスターズとなったんです」と井納氏は明かす。
当時のヤクルトは2019、2020年と2年連続で最下位。巨人は逆にリーグ連覇を達成していた。「金額じゃないなと。ヤクルトがまさか優勝はない、と思って。強いところで挑戦したいと思いました」と当時の心境を明かした。
ところが、事態は一変する。2021年と2022年はヤクルトがリーグ連覇、巨人は3、4位に終わった。「ヤクルトが2連覇してマジかって…」と語っている。
井納氏は巨人での2年間で12登板、1勝1敗、防御率8.10。2022年限りで現役引退し、現在はジャイアンツアカデミーでコーチを務めている。