歴代最高額で韓国電撃復帰も…開幕戦5失点炎上 三振ゼロに地元紙「期待と全く違う」
柳賢振は3回2/3を投げて6安打5失点、自責点2だったが三振ゼロに終わった
KBO(韓国プロ野球)の開幕戦が23日に行われた。最も注目を集めたのは、メジャーリーグからハンファに電撃復帰した柳賢振(リュ・ヒョンジン)投手だ。LG戦でいきなり開幕投手を務めたが、3回2/3を投げて6安打5失点。三振は1つも奪えず、韓国メディアも「期待とは全く違う姿に終わった」と伝えた。
36歳のリュ・ヒョンジンは、最速150キロをマークするなど、球速は衰えていないことをアピール。5失点だったが失策も絡んだため自責点は2と、不運も重なった。一方で、韓国紙「日刊スポーツ」は、「しかし、以前のリュ・ヒョンジンだったら失策が出ても三振で脱出したはずだ」などと指摘。韓国で三振なしに終わったのは2007年9月25日のサムスン戦以来、約6024日ぶりだという。
2006年にハンファでデビューし、高卒ルーキーながら最多勝、最優秀防御率、最多奪三振の投手3冠に輝き、新人王とMVPを同時受賞して韓国を代表する投手となった。ポスティングシステムを利用して2013年にドジャースへ移籍し、2019年には最優秀防御率のタイトルを獲得。2020年からブルージェイズ入りし、メジャー通算10年で186試合に先発して78勝48敗、防御率3.27の成績を残した。
昨年8月に左肘のトミー・ジョン手術から復帰したばかりで、昨季は11試合に先発して3勝3敗、防御率3.46の成績を残してFAとなっていた。今年2月にハンファと8年総額170億ウォン(約19億円)で契約。これまでのKBOリーグ歴代最高額(6年152億ウォン=約17億円)を大きく上回る超大型契約となっていた。
(Full-Count編集部)