大谷翔平は「辛い立場」 ド軍同僚の“寄り添う想い”…水原氏騒動に「裏切りはつらい」
大谷翔平に同僚の証言…「素晴らしく頑張っている」
ドジャース・大谷翔平投手の“落ち着き”に同僚たちが感心している。ドジャース地元有力紙「ロサンゼルス・タイムズ」はチームメートの証言を集めて、大谷の冷静さを報じている。
大谷の通訳を務めていた水原一平氏は、違法賭博に関与した疑いで20日に解雇となった。25日(日本時間26日)に行われたエンゼルスとのオープン戦前に声明文を発表。会見場にはキケ・ヘルナンデス内野手とジョー・ケリー投手が同席した。
ヘルナンデスは自身が同じ境遇に置かれた場合を考え「彼は僕よりもうまく対処できている。裏切りはつらい。それなのに職場では全くそのことを感じさせないというのは……。僕らは人間で、物事に様々な形で影響を受ける。彼はこのことがグラウンド上でしなければならないことや自分の仕事の邪魔にならないよう素晴らしく頑張っている」と称賛した。
フレディ・フリーマン内野手は「彼の私生活はかなり大きなものだ。誰もが(今回の件の詳細を)知りがっているのは分かっている。彼が昨日言ったことが、その助けになることを願う。あのこと(会見)の後に彼が入ってきたとき、自分で話すことができてほっとしているのが見て取れた」と大谷の表情に注目していた。
さらに、マックス・マンシー内野手は「疑わしきは罰せず。僕はそう思っているし、そういう考えの下で育った」と強調。「この男(大谷)は面と向かって自分が真実と信じていることを話してくれた。間違いなく彼に同情するが、彼はだんだんと、我々がこのクラブハウスで集団としてどう行動するか見え始めているし、互いに支え合い、このことから前に進むということが分かり始めている」と冷静に分析した。ミゲル・ロハス内野手も「(大谷は)クラブハウスで見事だ。このことにプロ意識を持って静かに臨みながら、やることをやっている」と背中を押した。
会見に“同席”したケリーは「見ていてある意味悲しかった。辛い立場だ。だが、彼はかなりの強さを見せている。プロらしく対処しているよ、同じ立場に置かれた場合の僕よりもね。このことに対処しながらプレーもして、給料をもらっていることのために集中している彼を見るのは粋なことだ」と寄り添った。
(Full-Count編集部)