予告先発聞き「あーっ!」 元助っ人が“絶望”…対戦したくなかった技巧派左腕
巨人、DeNAでプレーしたロペス氏はNPBで計993試合に出場し打率.274
巨人、DeNAでプレーしたホセ・ロペス氏は、NPB通算8年間で計993試合に出場し、打率.274、1001安打、198本塁打、588打点の成績を残した。守備でも5度のゴールデングラブ賞を獲得。メジャー時代も球宴に出場するなど抜群の実績を誇る。そんな元助っ人がFull-Countのインタビューに応じ、苦手だった投手やメジャーで通用すると思った選手を明かした。
2017年には打点王と最多安打の2冠。日米通算2006安打、290発と卓越した打撃技術を誇ったロペス氏が顔をしかめた。「イシカワサン。本当に苦手でした」。
球界最年長44歳の今季も、現役を続けているヤクルト・石川雅規投手。身長167センチの小柄な体で、平均球速は140キロに満たないが、数々の大打者たちを抑え込む投球術でプロの世界を生き抜いてきた。
ロペス氏は「(球速が)遅すぎて……。『今日の先発は誰?』と聞いて『石川』と言われると、いつも『あーっ!』って絶望する感じでした。打席で立ち位置を変えてどう感じるか探っていたけれど、大変でしたね」と思い出したように苦笑いした。
実は通算打率は.253(99打数25安打)、4本塁打だが、日本最終年となった2020年は.167、2019年は.091と抑え込まれていただけに、嫌な印象が残っているのかもしれない。
楽天・浅村は「好きな選手でした。見るたびいい選手だなと思っていた」
一方で「ジャイアンツで一緒にやっていた坂本勇人、もうカブスに行ったけれど鈴木誠也、内川聖一さん、彼らはメジャーで通用すると思って見ていました」と印象に残っている野手を挙げる。
坂本とは2年間巨人でともにプレーしており「足も速い、守備もうまい、肩も強い、打撃でもパワーがあって、全てを兼ね備えていた」と絶賛した。また「浅村(栄斗・楽天)も好きな選手でした。いつも見るたびにいい選手だと思っていた。打撃が優れていて、パワーがあってスイングも凄くよかった」と称えていた。
(町田利衣 / Rie Machida)