ボーイズ春季全国大会「スターゼンカップ」開幕　愛知名港、生駒などが16強進出

小学部では昨年V・準Vチームが共に初戦敗退の幕開け

　ボーイズリーグの春の全国大会「スターゼンカップ　第54回日本少年野球春季全国大会」が開幕した。開幕日の26日は、中学部12試合、小学部8試合が行われる予定だったが、雨天のため全試合が27日に順延に。メーン会場となる東京・大田スタジアムで開会式のみが、バックネット裏の観客席で実施された。

　開会式では出場全チームの主将が入場行進を行い、小学部は流山ボーイズ（千葉県）の山下和希主将が、中学部は東広島ボーイズ（広島県）の村本雷飛主将が、選手宣誓の大役を担った。昨年から特別協賛するスターゼン株式会社（東京都港区、横田和彦社長）からは、池尻尊広上席執行役員・営業本部長が来場し、出場チームにエールを送った。

　好天に恵まれた27日には、中学部は1・2回戦28試合、小学部は1回戦8試合を実施。大田スタジアムでは生駒ボーイズ（奈良県）が1回戦で薩摩川内ボーイズ（鹿児島県）を圧倒、2回戦でも愛知尾州ボーイズ（愛知県西）を破った。県営大宮では、愛知名港ボーイズ（愛知県中央）が、1回戦で26年ぶり出場の大阪都島ボーイズ（大阪北）を破り、2回戦でも那覇ボーイズ（沖縄県）に勝利した。

　駒沢公園では、優勝候補と目された熊本泗水ボーイズ（熊本県）が1回戦で岡山北ボーイズに敗退。3度目の優勝を狙う京葉ボーイズ（千葉県）は、1回戦で、木村瑛太選手が左中間に2打席連続本塁打を放つなどの猛攻を見せて富山中部ボーイズ（北陸）を下し、2回戦でも岡山北ボーイズ（岡山県）を圧倒した。

　小学部では、昨年優勝の東広島ボーイズ（広島県・山陰）が県央宇都宮ボーイズ（栃木県）に初戦で敗退。同準優勝の流山ボーイズ（千葉県・東京都東）も奈良葛城ボーイズ（関西ブロック）に敗れ、初戦で姿を消す幕開けとなった。

◎中学部
【大田スタジアム】
愛知尾州ボーイズ　19-5　笛吹ボーイズ
生駒ボーイズ　13-0　薩摩川内ボーイズ
京都東山ボーイズ　1-9　千曲ボーイズ
愛知尾州ボーイズ　4-10　生駒ボーイズ

【所沢航空公園球場】
忠岡ボーイズ　6-1　宇部ボーイズ
高松ボーイズ　2-7　旭川大雪ボーイズ
忠岡ボーイズ　6-10　旭川大雪ボーイズ

【駒沢公園野球場】
熊本泗水ボーイズ　4-9　岡山北ボーイズ
京葉ボーイズ　7-0　富山中部ボーイズ
京葉ボーイズ　10-0　岡山北ボーイズ

【県営大宮公園球場】
那覇ボーイズ　4-0　大阪八尾ボーイズ
愛知名港ボーイズ　8-0　大阪都島ボーイズ
那覇ボーイズ　4-5　愛知名港ボーイズ

【保土ヶ谷公園硬式野球場】
西松ボーイズ　2-3　湖南ボーイズ
東広島ボーイズ　2-0　湘南茅ヶ崎ボーイズ
湖南ボーイズ　4-9　東広島ボーイズ
飯塚ボーイズ　0-9　江戸崎ボーイズ

【横須賀スタジアム】
東京城南ボーイズ　4-2　鯖江ボーイズ
明石ボーイズ　3-1　大分七瀬ボーイズ
春日部ボーイズ　1-0　倉吉ボーイズ
東京城南ボーイズ　5-6　明石ボーイズ

【府中市民球場】
福岡志免ボーイズ　5-4　和歌山南紀ボーイズ
高崎中央ボーイズ　1-3　四日市ボーイズ
狭山西武ボーイズ　8-1　金岡ボーイズ

【横浜薬大スタジアム】
愛知豊橋ボーイズ　2-3　佐野ボーイズ
寒河江ボーイズ　1-5　県央宮崎ボーイズ
兵庫西宮ボーイズ　7-4　島田ボーイズ

【小野路球場】
岐阜青山ボーイズ　1-2　町田ボーイズ

◎小学部
【小野路球場】
大阪柴島ボーイズ　8-0　稲沢中央ボーイズ
東広島ボーイズ　3-4　県央宇都宮ボーイズ

【柏の葉公園野球場】
流山ボーイズ　0-9　奈良葛城ボーイズ
東京世田谷ボーイズ　8-7　大淀ボーイズ
春日部ボーイズ　11-11　宇和ボーイズ
（28日にタイブレーク実施、春日部ボーイズが12-11で勝利）

【ケイアイスタジアム】
津ボーイズ　5-1　高石ボーイズ
大阪泉州ボーイズ　4-3　深谷ボーイズ
黄城ボーイズ　8-5　小坂井・岡崎中央合同B

　なお、今大会も昨年同様に豪華な副賞が用意されている。優勝チームには「黒毛和牛さつまビーフのロース、丸ごと1本分」、準優勝チームには「豪州産長期穀物肥育牛の麦黒牛サーロイン、丸ごと1本分」、MVPには「黒毛和牛さつまビーフのヒレ、丸ごと1本分」、優勝チームに最も善戦したチームが受賞するスターゼン社長賞として「ハンバーグ山盛り100個分」、参加賞として「骨付きソーセージ、1ケース」が贈られる。

（First-Pitch編集部）