球団最速162キロ…オリ助っ人陣が躍動 西武の“山賊打線”復活 30日のパ・リーグ
種市が6回8奪三振無失点…ロッテは4投手で完封リレー
ロッテは30日、ZOZOマリンで行われた日本ハム戦に3-0で勝利し、今季初白星をあげた。
先発の種市篤暉投手は、初回を3者連続三振で退ける上々の立ち上がり。4回は2四球で無死一、二塁のピンチを背負ったものの、野村佑希内野手、フランミル・レイエス外野手を三振に、水野達稀内野手を一ゴロに仕留めて無失点で切り抜ける。
すると直後の攻撃で、先頭の荻野貴司外野手が二塁打を放ち、野選で無死一、三塁の好機を得る。ここでネフタリ・ソト内野手が左中間を破る適時二塁打を放ち、2点の先制に成功。さらに6回、荻野貴と藤岡裕大内野手の連打などで無死二、三塁とし、ソトの犠飛でリードを3点に広げた。
種市が6回102球2安打3四球8奪三振無失点で降板した後は、西村天裕投手、澤村拓一投手がそれぞれ1イニングを無安打無失点でつなぐ。最終9回は、益田直也投手が走者を背負いながらも無失点で締めた。
ロッテは4投手で完封リレー。移籍後初安打のソトが全打点を挙げた。一方の日本ハムは、先発の加藤貴之投手が6回76球4安打無四死球2奪三振3失点。打線は3安打無得点に抑え込まれ、連勝とはならなかった。
先発転向のモイネロが8回2失点完投も…オリックス投手陣に無得点
オリックスは、ソフトバンク戦(京セラドーム)に2-0で今季初勝利を挙げた。打線は4回まで無安打に抑えられたものの、レアンドロ・セデーニョ内野手が5回に決勝2ランを放った。
先発はアンダーソン・エスピノーザ投手。初回先頭打者に四球を与えるも無失点に抑え、2回以降はテンポのいい投球を披露。6回82球2安打4四球3奪三振無失点の内容で、来日後公式戦初先発のマウンドを降りた。
援護したい打線は、相手先発のリバン・モイネロ投手の前に4回まで1人のランナーも出せない苦しい展開が続く。しかし5回、頓宮裕真捕手が今季初安打を放つと、セデーニョが右中間に1号2ランを放って先制した。
7回から継投に入り、小木田敦也投手、アンドレス・マチャド投手がそれぞれ1イニングを無失点に抑える。9回、平野佳寿投手は1死一、二塁のピンチを招いたものの、続く打者を左飛、空振り三振で切り抜け、2-0で試合終了。8回に登板したマチャドは、外国人球団最速記録の162キロを記録している。
一方の敗れたソフトバンクは、先発のモイネロが8回90球3安打1四球4奪三振2失点の力投。打線は近藤健介選手が2試合連続の複数安打も、3度の併殺打などチャンスを生かしきれなかった。
15安打8得点の西武打線が猛攻…リリーフ陣も無失点リレー
西武は、楽天モバイルパークで行われた楽天戦に8-2で勝利した。古賀悠斗捕手が本塁打を含む3安打、ヘスス・アギラー内野手が2安打3打点マークしている。
西武は初回、1番の金子侑司外野手、2番のフランチー・コルデロ外野手の連打で1点を先制する。1点ビハインドで迎えた3回は、外崎修汰内野手、アギラーの連続適時打で3点を加え勝ち越すと、4回には古賀の1号ソロで5-2とした。
先発の隅田知一郎投手は初回、2死満塁のピンチを招くも、後続を三振に抑えて切り抜ける。2回は無死三塁から太田光捕手、阿部寿樹内野手の適時打で2点を失ったが、以降は落ち着きを取り戻した。
6回に味方の失策と四球で1死一、二塁とされ、続く打者を三振に打ち取ったところで交代。5回2/3を96球6安打3四球6奪三振2失点の内容でマウンドを降りた。後を受けた佐藤隼輔投手は、無失点で切り抜けた。
7回以降は本田圭佑投手、甲斐野央投手がそれぞれ1イニングを無失点に抑えると、8回にアギラーのこの日2本目となる適時打で1点、9回には源田壮亮内野手の適時打二塁打と暴投の間に2点を加え、点差を6点に広げた。9回は豆田泰志投手が締め、8-2で試合終了となった。
敗れた楽天は、先発の荘司康誠投手が4回82球7安打1四球4奪三振5失点と試合を作れず、リリーフ陣も3失点。打線は8安打も2得点に終わった。
(「パ・リーグ インサイト」編集部)
(記事提供:パ・リーグ インサイト)