大谷翔平、サヨナラ機に凡退でド軍敗戦 下向き悔しさ露わ…山本由伸は5回0封も初勝利お預け
カージナルス戦に「2番・指名打者」で先発出場…10回2死満塁の絶好機で遊飛
■カージナルス 6ー5 ドジャース(日本時間31日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は30日(日本時間31日)、本拠地・カージナルス戦に「2番・指名打者」で先発出場し、5打数1安打1四球1得点だった。1点を追う延長10回2死満塁のサヨナラ機で遊飛に倒れ、チームは5-6で敗戦。山本由伸投手は5回2安打無失点と好投。勝利投手の権利を持って降板したが、メジャー初勝利はお預けとなった。
大谷が痛烈な当たりで2試合ぶり安打をマークした。初回無死一塁、右腕リンの外角チェンジアップを引っ張った。右前へ弾む一打は打球速度113.9マイル(約183.3キロ)を記録。一塁ベースではマッカロー一塁コーチとのヘッドバンプも決まった。
2回2死一、三塁の好機は右腕リンのカットボールに空振り三振。スタンドからため息が漏れた。5回1死一塁では左腕リベラトーレから四球を選び、フリーマンとスミスの連続適時打を演出。3点を追う7回無死二塁は右飛、9回1死は空振り三振に倒れた。前日29日(同30日)のカージナルス戦で開幕からの連続試合安打は3でストップしたが、再スタートとしたいところだ。
山本は4回まで1安打無失点と試合を作った。4回終了後に35分間の降雨中断があったが、5回も続投。前回21日のパドレス戦では1回5失点KOとなったが、この日は5回5奪三振無四球、2安打無失点に封じた。しかし2点リードの7回に救援ケリーが崩れて勝ち星は消滅。ボークで一時勝ち越しを許したが、2点差の9回に打線が奮起。ベッツの4試合連発となる4号ソロで1点差に迫り、9回2死走者なしからフリーマン、スミス、マンシーの3連打で同点に追いついた。
試合は無死二塁のタイブレークから始まる延長戦に。10回1死三塁からゴールドシュミットの遊ゴロの間に勝ち越しを許した。その裏、10回2死満塁のサヨナラのチャンスで迎えた大谷の第6打席。遊飛に倒れ、下を向いて悔しさをにじませた。チームは逆転負けで連勝は2でストップし、球場からはため息が漏れた。
(Full-Count編集部)