ド軍戦で珍事…左飛取り消しで逆転許す 守備妨害→ボークに記録訂正、球場大混乱

ドジャースのジョー・ケリー【写真:Getty Images】
ドジャースのジョー・ケリー【写真:Getty Images】

同点の1死満塁でスコット2世の左飛が取り消しに

■ドジャース ー カージナルス(日本時間31日・ロサンゼルス)

 大谷翔平投手の所属するドジャースで珍事が起きた。30日(日本時間31日)のカージナルス戦で左飛が取り消しになり、勝ち越しを許す場面があった。当初はマンシーの守備妨害とされたが、ケリーのボークと公式記録が訂正。球場も大混乱の事態となった。

 2点リードの6回に2番手で登板したケリーが無死満塁のピンチを作り、ヘレラの犠飛、アレナドの中前適時打で同点に追いつかれた。さらに、クロフォードが安打でつなぎ満塁となった場面で、スコット2世が左飛を放ったが取り消しに。走者に安全進塁権が与えられ、三塁走者が生還した。

 ケリーは両手を広げてアピール。球場も大混乱でブーイングが起こった。地元放送局「スポーツネット・ロサンゼルス」の実況を務めるスティーブン・ネルソン氏も「状況が全くわかりません」と混乱。解説のオーレル・ハーシュハイザー氏も「スコアボードでは1アウトと表示されていますが、私たちの表示では2アウトと表示されています」と話した。

 記者席では一度、三塁手・マンシーの守備妨害と発表されたが、その後、ケリーのボークに記録が訂正。この日、先発した山本由伸投手は5回無失点で勝ち投手の権利を持って降板していたが、6回に救援陣が5失点。メジャー初勝利はお預けとなった。

(Full-Count編集部)

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