大谷翔平の不振は「タイミング」 自己最悪の開幕8戦HRなしも…指揮官は“楽観視”
ロバーツ監督「懸命に取り組んでいるところ、うまくいくようになるだろう」
■ドジャース 5ー4 ジャイアンツ(日本時間3日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手は2日(日本時間3日)、本拠地・ジャイアンツ戦に「2番・指名打者」で先発出場し、3打数無安打1四球に終わった。4試合ぶりの無安打で打率.242。開幕から自己ワーストの8試合ノーアーチとなった。デーブ・ロバーツ監督は「若干のタイミングだ。懸命に取り組んでいるところで、うまくいくようになるだろう」と語った。
大谷らしさがなかった。初回無死一塁は右腕ウェブの外角低めスライダーに手が出ずに見逃し三振。3回1死は捉えたかに見えたが、打球が伸びずに平凡な中飛に打ち取られた。4回2死一塁は四球を選んだものの、6回2死一、二塁の好機では二ゴロ。左腕ロジャースの初球、外角高めを引っ張ったが、二塁・エストラーダの正面だった。
指揮官は「彼なら踏み込んで捉えることができるはずなのにそれを逃してしまっている球がいくつかあると思う。それらを打ち上げてしてまっているのだと感じている」と分析した。
開幕から37打席ノーアーチと自己ワーストを更新。「才能に恵まれすぎているので、うまくいかないことにはならない。実績が物語っている。打撃は難しいということだ」。復調の時を、指揮官も今か今かと待っている。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)