安打もぎ取る超美技は「GG狙える」 突如出現したハマの主砲…名手ら超える屈指の「5.4」
DeNA・牧秀悟が4日の阪神戦で超絶美技を披露
■DeNA 3ー2 阪神(4日・京セラドーム)
DeNAの主砲、牧秀悟内野手の「神守備」にファンから称賛の声が集まっている。4日の阪神戦(京セラドーム)では、ピンチの場面で二遊間への鋭い打球をダイビングキャッチ。抜ければ同点という場面を救い、勝利に大きく貢献したプレーに「神や……」「名手牧秀悟以外の何者でもない」と驚きの反応が相次いだ。
1点リードで迎えた8回2死一、二塁の守備。代打・糸原の鋭いゴロが二遊間に飛んだ。同点かと思われたシーンで、二塁手の牧が完璧なタイミングでダイビングキャッチ。素早く二塁へ送球してアウトにすると、力強く雄たけびを上げた。
昨季は最多安打と打点王のタイトルに輝くなど、25歳ながら球界を代表する強打者として鳴らすが、守備もめきめきと上達している。昨季のゴールデングラブ(GG)賞では、セ・リーグの二塁手部門で4位となる10票にとどまったが、セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)のデータによると、守備全般の貢献度を表す「UZR」(二塁手)は12球団で2番目の5.4(規定イニング到達者)だった。
SNSでも「打点王とベストナイン&GG賞を頼みます!!」「今年はGGだね」「守備も上手い」「タイガースの二塁も上手いが、ウチの二塁も負けてないぜ」「あまりにもでかい牧の存在 守備うますぎる」「牧の雄叫びカッコ良すぎる」「マジで今年ゴールデングラブ狙える守備している。今のうちからゴールデングラブ牧推していこう」とコメントが相次いだ。
打撃面では4日時点で打率.240、1打点で本塁打0。まだ本調子には遠いが、守りでしっかりと貢献するあたりはキャプテンにふさわしい。今季の牧は守備にも注目したい。
データ提供:DELTA
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』も運営する。