元ハム助っ人、開幕1週間で“戦力外” 1.5億円の格安契約も…避けられないチーム事情
メッツは千賀ら故障でローテ補強急務…テヘランの契約を正式に発表
メッツは5日(日本時間6日)、元日本ハムのマイケル・トンキンを事実上の戦力外とした。米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」などが報じた。この日、フリオ・テヘラン投手の契約を正式に発表。それに伴い、同じ右腕のトンキンが40人ロースターを外れた。
34歳は昨年12月にメッツとメジャー契約。契約の保証額は、メジャー最低保証年俸の74万ドル(約1億1221万円)より少し上の100万ドル(約1億5164万円)という控えめなものだった。開幕から1週間で、メッツはすでにブルペン陣を多用。トンキンも3試合に登板して4イニングを投げ、被安打6、1四球、3奪三振で、自責点2だった。
「昨日(日本時間5日)のダブルヘッダーでメッツのリリーフ陣のほぼ全員が登板し、そのほとんどが一度ウェイバー公示しなければマイナーに降格させることができないため、チームとしては動かしにくい状況。またコウダイ・センガとタイラー・メギルの怪我を受け、ローテ補強要員として契約したテヘランのために(メジャーのベンチ入り対象である)40人ロースターに空きを作る必要があった。この2つの要素から、トンキンはチームから押し出されDFA(40人ロースターを外れること)の穴に落ちたようだ」と説明した。
2013年にツインズでメジャーデビューしたトンキンは、2018年に来日。53試合に投げて4勝4敗、20ホールド12セーブ、防御率3.71の数字を残したが、1年限りで退団した。その後は米独立リーグやメキシカンリーグなどを経験し、昨季ブレーブスで45試合に登板していた。
メッツは今後1週間のうちに、トンキンをトレードするかウェイバーを通過させることになる。「もし経験豊富なベテランを加えることに関心を持つチームがあれば、数日のうちにトンキンが獲得可能になる」と同メディア。201センチの長身右腕はどのユニホームを着るのだろうか。
(Full-Count編集部)