大谷翔平のパワーでも「敵わなかった」 春だから起きた“不運”「6月に打っていたら」
風に押し戻された8回の中飛…6月なら「外野席に着弾していた」
■カブス 9ー7 ドジャース(日本時間6日・シカゴ)
ドジャースの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地でのカブス戦に「2番・指名打者」で出場。第3打席に2号2ランを放つなど、5打数2安打2打点だったが、7-9で敗れた。米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」は、大谷の“不運”を伝えた。
2点を追う8回2死二塁で迎えた第5打席。大谷の打球は高々と舞い上がり、中堅ベリンジャーのグラブに収まった。風に押し戻された一打だった。記事は「オオタニでさえ、かの有名なリグレーの風には敵わなかった。ムーンショットは風で弱められ外野フライとなった」と報じた。
記事によると、春先は強い風がリグレー・フィールドには吹くという。「夏ではなく開幕2シリーズ目にオオタニがやってくると知った時、カブス投手陣は喜んでいただろう」と指摘。大谷が同様の打球を「6月に打っていたら、おそらく外野席に着弾していただろう」と述べている。
入っていれば同点。試合の行方は分からなかった。「だが今回はそうならず、カブスのファンは歌ったり歓声をあげたりしながら球場を後にし、明るい雰囲気で週末を迎えることができた」と記事は述べる。“風のイタズラ”にドジャースは泣かされた。