トラウトに迫る“運命の日”「今がその時」 飛び交う噂…米記者予測「彼は勝ちたい」
ローゼンタール記者がトラウトのトレードを予測「可能性を検討する時期」
エンゼルスのマイク・トラウト外野手に、再びトレードの噂が上がっている。米敏腕記者のケン・ローゼンタール氏が「まさに今がその時」「可能性を検討する時期に来ている」などと語った。MVP3度のスーパースターがチームを去る日は現実に訪れるのだろうか。
トラウトは2019年3月、当時史上最高の12年総額4億3200万ドル(約655億円)の超大型契約を結んだ。今季はここまで打率.259(27打数7安打)、3本塁打をマークしている。ローゼンタール氏は米ポッドキャスト番組「Foul Territory」に出演。司会者から「トレード期限に放出されることはありえますか?」と問われ、次のように答えた。
「私見では、答えはイエスです。まさに今がその時です。2023シーズン後のオフはその好機でした。まず、トラウトがトレードを求めなければなりませんが、彼がその可能性を検討する時期には来ていると思います」と明言。球団側は「トラウトをトレードする場合何が必要か、何を見返りに得られるかなど、このことに関わるすべてに耳を傾けなくてはなりません」と続けた。
トラウトにはトレード禁止条項があり「自身の運命を効果的に方向付けられます」と述べる。また、「アナハイムで勝ちたい、デレク・ジーターのようになりたい」と語っていたことに言及し、「そう言う彼を批判する人もいますが、私は彼の忠誠心にある意味敬服します」と頭を下げる。
その上で「マイク・トラウトは勝ちたい。個人成績のために出場しているのではありません。強烈な闘争心なくして今の彼はありません。彼は勝ちたい。問題は彼がどこで勝つかですが、その答えはアナハイムではないということが益々明白になってきています」と強調した。MLBを代表するスーパースターが、大谷に続いてエンゼルスから離れることはあるのか。2014年を最後にプレーオフから遠ざかるチームは、5日(日本時間6日)時点で4勝3敗。今後の展開が注目される。
(Full-Count編集部)