好調中日の切り札へ…元ドラ1は「1軍で見たい」 漂う覚醒気配、2軍無双の「1.091」
2021年ドラフト1位で入団…1軍ではまだ本塁打ゼロ
プロ3年目を迎えた中日のブライト健太外野手が、2軍で圧倒的な成績を残している。10日時点で2軍11試合(29打席)に出場し、打率.364、1本塁打、OPS1.091。「ブレーク絶対あると思う」と竜党も1軍での活躍に期待の声を上げている。
ブライトは2021年ドラフト1位で上武大から入団。長年貧打に喘ぐ中日の救世主として期待されているが、1年目は1軍の出場ゼロに終わった。昨季は初の開幕1軍を掴んだものの、左手首の故障もあって昇降格を繰り返し、最終的に33試合で打率.241、0本塁打、OPS.663にとどまった。
しかし、1年目に2軍で3本だった本塁打数は7本へ増加。長距離砲としての片鱗を見せると、今季は春先から打撃好調。2軍とはいえ、打率.364、OPS1.091の猛打を発揮し、ファンも「めちゃくちゃいいじゃん」「1軍で見たい」と熱視線を送る。
課題とされる空振りの多さは、今季も三振率27.6%。一方で打席数は少ないとはいえ、四球率は8.8%→12.9%→20.7%と劇的に改善している。中日は今季開幕から好スタートを切り、2年連続の最下位から脱却を目指している。3年目の飛躍へ――中日逸材は好調さを1軍でも発揮できるか、期待したい。
(Full-Count編集部)