転倒にヒヤリ…中田翔の“献身”に「惚れそう」 一時騒然もファン胸熱「無事でよかった」
ゲッツー崩れで先制点…しぶとい打撃に「去年前なら取れてなかった1点」
■中日 2ー2 阪神(12日・バンテリンドーム)
中日の中田翔内野手が12日の阪神戦(バンテリンドーム)で打点をもぎ取る激走を見せた。両チーム無得点の4回無死一、三塁で中田の打球は三塁へのゴロとなったが、必死の表情で一塁へ猛ダッシュ。ベースを踏んだ直後に転倒したものの、併殺は免れて打点をマークした。献身的な姿にネットでは「めっちゃ熱い漢だな翔さん 惚れそう」「まじで来てくれてありがとう」とのコメントが相次いだ。
頼りになるベテランの働きが先制点を呼び込んだ。0-0の4回無死一、三塁、ここまで好投を続けてきた青柳の内角低めツーシームを詰まりながらも三塁方向に転がした。阪神内野陣は5-4-3のゲッツーを狙ったが、中田の全力疾走で一塁はセーフに。ベースを踏んだ後には勢いのあまりぐるりと転がったが、すぐに笑みを浮かべ無事をアピールした。
今季から中日に加入した34歳の走塁に、ファンからは「翔さんナイスラン!!」「中田翔はこういう部分ちゃんとやるんだよね」「去年までなら取れていなかったであろう1点がちゃんと取れていくの凄すぎる 翔さんありがとう」「こういう姿勢が雰囲気をよくするんや」と絶賛する声が上がった。
中田はこの日、4打数2安打1打点。ここまで出場11試合すべてで4番に座っており、打率3割、2本塁打、9打点をマーク。首位を快走するチームで文字通り「中心」となっている。チームを鼓舞する走塁が、さらに中日を勢い勢いづけそうだ。