「松井さんの凄さは自分も分かっている」 山本由伸も大谷翔平の“記念弾”祝福

パドレス戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:ロイター】
パドレス戦に先発したドジャース・山本由伸【写真:ロイター】

メジャー初被弾など5回3失点、勝利投手の権利持って降板も2勝目スルリ

■パドレス 8ー7 ドジャース(日本時間13日・ロサンゼルス)

 ドジャースの山本由伸投手が12日(日本時間13日)、本拠地で行われたパドレス戦に先発して、5回を投げ被弾を含む4安打3失点6奪三振だった。勝利投手の権利を持って降板したが、救援陣が崩れて2勝目はお預けとなった。

 初回にマチャドに左中間2ランを浴びて先制点を許す。これが山本にとってメジャー初被弾となった。2回にも先頭の金河成にソロを浴びるなどピリっとせず。91球を要す展開も尻上がりに調子を上げ「立ち上がりは点を取られてしまいましたが、途中からはいいピッチング、何とか立て直せて粘って投げられたので、次は立ち上がりからもっといいボールを投げてもう少し長い回を投げていけたらもっとチームに貢献できるかなと思います」と話した。

 初回には大谷翔平投手の3試合ぶりの4号ソロで援護を受けた。松井秀喜氏の持つ日本選手歴代最多本塁打に並ぶメジャー通算175号。頼もしい先輩のメモリアル弾に「松井さんは僕が子どものころからずっと活躍していた方で凄さは自分でも分かっているので、そこに翔平さんが今回並んだというのは本当に凄いことだなと思います」と祝福の言葉を送った。

 山本は3月21日の同戦でメジャーデビューを果たすも1回5失点で敗戦投手となった。30日(同31日)のカージナルス戦は5回2安打無失点も勝ち負け付かず。4月6日(同7日)のカブス戦は5回無失点で待望のメジャー初勝利を挙げていた。パドレス戦はこれで防御率12.00と“難敵”となっている。

 改めて、メジャーの打者について「スイングも素晴らしい打者が多いですしパワーもありますしいい選手が多いなという印象です」と山本。4試合を終え「少しずついい感覚も増えてきていますし、登板を重ねるごとに少しずついいピッチングをしていけたらなと思います」と先を見据えた。

(Full-Count編集部)

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