水原容疑者は「刑務所に行くかも」 米メディア分析、世界注目の“関心事”に
水原容疑者の銀行詐欺容疑は「世界的な関心を引き起こしている」
ドジャース・大谷翔平投手の通訳を務めていた水原一平容疑者が12日(日本時間13日)、ロサンゼルスの連邦地裁に出廷。保釈保証金2万5000ドル(約383万円)で保釈となった。上下黒色のスーツに足かせをつけて出廷したが、地元メディア「NBCロサンゼルス」によると、ほとんど言葉を発しなかったという。
米連邦検察当局は11日(同12日)に水原氏を銀行詐欺容疑で訴追したと発表した。大谷の銀行口座にアクセスし、1600万ドル(約24億5000万円)以上を違法なブックメーカーに不正送金したとしている。水原氏はこの日ロサンゼルスの連邦地裁に出廷。公の場に姿を現すのは、3月20日に韓国で行われたパドレスとの開幕戦以来24日ぶり。地裁前にはテレビカメラ20台、スチールカメラ20台、報道陣100人近くが集結した。
「NBCロサンゼルス」は水原氏のスケッチを紹介。レポーターのアレックス・ロジアー氏は「イッペイ・ミズハラは法廷でほとんど口を開かなかったですが、少し前に我々は彼の弁護士から声明をもらいました。その声明で彼はショウヘイ・オオタニに謝罪したいという思いを明かしています」と説明。
さらに「彼には犯罪歴がありませんが、今回の訴追で刑務所行きになるかもしれません。今日は法廷が人でいっぱいでした。室内にはカメラはありませんでしたが、外には多数のカメラがありました。というのも、この話は世界的な関心を引き起こしているからです」と述べた。
水原容疑者はパスポートの返上を命じられ、ギャンブルやカジノ施設に入ることも禁止。大谷と連絡を取らないよう指示を受けたという。水原容疑者の担当弁護士であるマイケル・フリードマン氏は「彼はオオタニへ謝罪したいと願っている。ドジャース、MLB、そして家族へ謝罪することも願っている」との声明を発表した。5月9日(同10日)に罪状認否が行われる予定だ。