米国では「結果が出なかった」 MLBにこだわりも…筒香嘉智が受け入れた現実
ハマスタで入団会見「ベイスターズのために必死に頑張るだけです」
5年ぶりにDeNAに復帰した筒香嘉智内野手が18日、本拠地・横浜スタジアムで公開入団記者会見を行った。米球界での挑戦の日々については「僕のかけがえのない財産」としつつ、「アメリカでの成績は満足できるものではなかった。自分のパフォーマンスでポジションを取りに行くだけ」と古巣復帰への強い意気込みを口にした。
レイズ入りした2020年の開幕戦では初安打初本塁打となる2ランを放つ鮮烈デビューを果たすも、その後は打撃不振に苦しんだ。ドジャース、パイレーツ、ブルージェイズ、レンジャーズ傘下、米独立リーグ、ジャイアンツ傘下と渡り歩き、3月下旬にオプトアウト(契約破棄条項)を行使してジャイアンツを退団していた。
米国での時間については「僕のかけがえのない財産になることは間違いないと思っていますが、過去を振り返っている時間はないですし、皆さんご覧の通りアメリカでの成績は満足できるものではなかったですが、プロ野球選手は結果で評価されるのが当たり前。結果が出なかった原因と今も向き合っていますし、今後もうまくなるために向き合い続けていきます」と振り返った。
レンジャーズ傘下を退団し、米国に滞在しながら自主練習を重ねていた昨年7月には「僕の中では今、日本に帰るという選択肢はほぼないです。まだこっちで何もやりきれていない。何かを達成できるまで、ただやり続けるだけだと思いますし、可能性がある限り、自分から中途半端な形で投げ出して日本に帰る感覚はまったくないですね」とMLBへのこだわりを口にしていたが、ラブコールを送ってくれたDeNAに5年ぶりの復帰を果たすこととなった。
「今はベイスターズのために必死に頑張るだけです。あとは勝負の世界にはいポジションどうぞという世界はない。これからも変わらず自分のパフォーマンスでポジションを取りに行くだけだと思っています」と力強く宣言すると、ファンから大きな拍手を浴びた。
(Full-Count編集部)