山川穂高、3安打5打点で“打点王独走” 今井達也は対楽天11連勝…19日のパ・リーグ

ソフトバンク・山川穂高【画像:パーソル パ・リーグTV】
ソフトバンク・山川穂高【画像:パーソル パ・リーグTV】

加藤豪将の押し出し四球でサヨナラ、日本ハムが5カード連続で初戦を制す

 日本ハムは19日、エスコンフィールドで行われたロッテ戦に4-3で勝利した。フランミル・レイエスが一発を含む2安打1打点、水野達稀も2安打1打点の活躍。5カード連続で初戦を制した。

 先発は伊藤大海。3回までは1安打に抑えたものの、1点リードの4回、グレゴリー・ポランコに3号2ランを浴び、逆転を許す。7回には山口航輝の1号ソロで1点を失い、7回97球6安打無四死球4奪三振3失点でマウンドを降りた。

 打線は2回、上川畑大悟が死球で出塁、ゴロの間に進塁すると、郡司裕也が適時打を放ち、1点を先制。2点を追う7回には、レイエスの2号ソロ、水野の6試合ぶりの安打となる適時打で試合を振り出しに戻す。

 8回は河野竜生、9回途中からは金村尚真がそれぞれ無失点でつなぎ、同点で迎えた9回。今季初出場となった清宮幸太郎の二塁打、水野、郡司の申告敬遠などで1死満塁とサヨナラの好機を迎える。ここで代打の加藤豪将が押し出し四球を選び、4-3で試合は終了した。

 敗れたロッテは、先発のCC・メルセデスが6回83球3安打2四死球5奪三振1失点の好投。打線は2本塁打で3得点を挙げたが、横山陸人が痛恨の押し出し四球を与え、連勝は「3」でストップした。

今井達也が7回1失点で2勝目&対楽天11連勝、西武が連敗脱出

 西武はベルーナドームで行われた楽天戦に5-4で勝利。連敗を「7」で止めた。今井達也が今季2勝目を挙げ、対楽天戦は11連勝。岸潤一郎は先制弾を含む2安打の活躍で打線をけん引した。

 打線は初回、岸の2号ソロで幸先よく先制。さらに四球と中村剛也の二塁打で2死二、三塁とし、佐藤龍世の2点適時二塁打で3-0とする。3回には岸、外崎修汰の連打で無死一、二塁の好機を演出すると、ヘスス・アギラーが適時打を放つ。なおも1死満塁から山村崇嘉の犠飛が生まれ、5点のリードを得た。

 先発の今井は、初回を3者凡退に抑える上々の立ち上がり。4回からの3イニングはいずれも3人で退けたが、7回に1死一、三塁から鈴木大地に適時打を浴びる。続く打者に四球を与え、1死満塁とピンチが拡大したものの、後続を打ち取り、7回103球5安打2四球9奪三振1失点で降板した。

 8回、2番手の甲斐野央が岡島豪郎に1号3ランを浴び、1点差に迫られるも、9回はアルバート・アブレイユが3者凡退で締めた。

 一方敗れた楽天は、先発の早川隆久が序盤に崩れ、7回107球8安打2四球3奪三振5失点で3敗目。終盤に追い上げるも、あと一歩及ばなかった。

山川穂高が本塁打を含む3安打5打点、鷹が計16得点の乱打戦を制す

 ソフトバンクはPayPayドームで行われたオリックス戦に9-7で勝利した。山川穂高が本塁打を含む3安打5打点で今季16打点として打点王を独走。栗原陵矢が2安打1打点の活躍を見せた。

 先発の東浜巨は初回を3者凡退に仕留めたが、2回に頓宮裕真の3号ソロと紅林弘太郎の適時打で2失点。3回にはレアンドロ・セデーニョに5号2ランを浴び、4回84球6安打無四死球4奪三振4失点でマウンドを降りた。

 打線は初回、山川、栗原の適時打で2点を先制。2点を追う3回に近藤健介の3号2ランで試合を振り出しに戻す。続く4回には、併殺の間に勝ち越し点を挙げると、山川がスタンド中段に飛び込む4号3ランを放ち、この回4点を奪った。

 5回に又吉克樹が1点、6回に杉山一樹が2点を失ったが、6回に山川の適時打で追加点を挙げ、スコアは9-7に。7回以降は津森宥紀、松本裕樹、ロベルト・オスナがそれぞれ1イニングを無失点でつなぎ、そのまま試合は終了した。

 一方敗れたオリックスは、計14安打7点と打線は奮闘したものの、先発の山下舜平大が4回95球8安打5四死球3奪三振8失点と崩れた。

(「パ・リーグ インサイト」編集部)

(記事提供:パ・リーグ インサイト

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