中日23歳は「完全に覚醒」 12球団1位の“2.1”&衝撃の.390…規定未達も「本物ですね」
中日・村松のWARは2.1…12球団トップに浮上した
中日の2年目・村松開人内野手が精彩を放っている。規定打席に到達していないが、打率.390をマーク。“貢献度”で12球団トップに浮上した。23歳の躍動にファンも歓喜。「本物ですね」「完全に覚醒した」「凄いな」と声をあげている。
村松は8日の巨人戦(バンテリンドーム)に「8番・遊撃」で出場し、3打数2安打。試合は1-4で敗れたが、気を吐いた。ここまでの打撃成績は打率.390(82打数32安打)、出塁率.440、OPS.903。規定打席にはまだ足りていないが、圧倒的な成績を残している。
セイバーメトリクスの観点からプロ野球の分析を行う株式会社DELTA(https://1point02.jp/)によると、打撃、守備、走塁、投球を総合的に評価して貢献度を表す指標「WAR」が「2.1」。近藤健介外野手、柳田悠岐外野手(ともにソフトバンク)らを従え、12球団トップに浮上している。
守備でも大きく貢献している。同じ守備位置の平均的な選手が守る場合に比べて、守備でどれだけの失点を防いだかを表す「UZR」の遊撃で、村松はリーグトップの「4.2」をマークしている。
静岡高、明大を経て2022年ドラフト2位で中日に入団。昨年は98試合に出場も打率.207だった。一気に覚醒モードに入った23歳にファンの期待も高まる。SNSには「打率トップに躍り出る日が待ち遠しい」「メチャ打つ」「凄い選手になりそう」「上位で使ってほしい」とコメントを寄せている。
(Full-Count編集部 データ提供:DELTA)
データ提供:DELTA http://deltagraphs.co.jp/
2011年設立。セイバーメトリクスを用いた分析を得意とするアナリストによる組織。書籍『プロ野球を統計学と客観分析で考える デルタ・ベースボール・リポート1~3』(水曜社刊)、電子書籍『セイバーメトリクス・マガジン1・2』(DELTA刊)、メールマガジン『1.02 Weekly Report』などを通じ野球界への提言を行っている。集計・算出した守備指標UZRや総合評価指標WARなどのスタッツ、アナリストによる分析記事を公開する『1.02 Essence of Baseball』(https://1point02.jp/)も運営する。