今永昇太は「ここまでとは思わなかった」 5勝&1.08に“先輩”が脱帽「15勝はする」
高橋尚成氏「今の今永投手なら7、8連勝する可能性ある」
巨人、メジャーリーグ、DeNAなどで活躍した高橋尚成氏が、自身のYouTubeチャンネル「高橋尚成のHISAちゃん」を更新。カブス・今永昇太投手の好投の要因を分析し「このままいったら15勝は平気でするでしょ」と断言した。
今永は3・4月のナ・リーグの月間最優秀新人賞に選ばれるなど、ここまで7試合に先発し5勝負けなし、防御率1.08の数字を残している。今永と同じ駒大出身の高橋氏は「月間最優秀新人うれしいです。駒大の後輩ですし、同じ左ピッチャーということもありますし。メジャーのこれだけの舞台で活躍するのはもっているなという感じはしますね」と笑顔。好成績については「正直ここまでとは思わなかった。アメリカの野球にしっかりアジャストしている」と脱帽した。
高橋氏は今永の直球を絶賛。球速は150キロ前後だが、「それでも空振りを取れている。回転数がかなりいいってこと。もともと回転数が多くて空振りやフライボールでアウトをとれるピッチャー。日本にいるときに増して練習したんじゃないかなと思います」と分析した。
「大谷、千賀投手はズドーンとうなるようなボールですけど、今永投手はピュンとスピンが効いてキレのあるボールというのかな。ホップ成分が強い球。しっかり指にかかって、なおかつしっかり押し込めている。それがアメリカの打者にタイミング取りにくいと思う。甘いボールでも差し込まれている」
さらに、直球と“対”になっているのがチェンジアップだという。「制度が抜群。あの直球に対してパッと抜くようなボールですよね。ストレート系がいいからこそ、バッターが腰砕けになっている。ストライクゾーンを4分割で大胆に攻めているような気がする。ストレートは大胆に、変化球は低めに慎重に投げている」と説明した。
今永の今後については「今の状態を維持するのが重要。でも疲れは必ずくる。その時にストレート系が落ちたときは少し心配。日本でもホームランをよく打たれてはいたので」と、“課題”を挙げつつも「このままいったら15勝は平気でするでしょ。今の今永投手なら7、8連勝する可能性ある」とさらなる活躍に太鼓判を押していた。