大谷翔平は1本だけなのに…衝撃の「8」 ヤ軍大砲が牛耳る化け物の領域「尋常じゃない」

ヤンキースのジャンカルロ・スタントン【写真:ロイター】
ヤンキースのジャンカルロ・スタントン【写真:ロイター】

メジャー屈指のパワーを誇るスタントン…2015年以降の上位15本のうち8本を占める爆速HR

 ヤンキースのジャンカルロ・スタントン外野手が8日(日本時間9日)のアストロズ戦で、119.9マイル(約193キロ)の爆速本塁打を放った。7日(同8日)の同カードでドジャース大谷翔平投手の最速を塗り替え、その翌日に更なるロケット弾を見舞った。米メディアによると、2015年以降の本塁打速度ランキング上位15傑で、スタントンは8度登場。大谷は1度となっている。

「5番・DH」で出場したスタントンは3回1死の第2打席で、左翼ポール際に弾丸ライナーで運んだ。飛距離447フィート(約136.2メートル)の一撃は119.9マイルの爆速8号弾。MLB公式のサラ・ラングス記者は自身のXに、スタットキャストによる計測が始まった2015年以降の、本塁打速度上位15傑(ポストシーズンを含む)を紹介すると、スタントンの打球が半数を超える8本を記録していることを指摘した。

 2018年に放った121.7マイル(約195.9キロ)がトップで、この日の一発は5番目に当たる。大谷が放った最速弾は4月23日(同24日)のナショナルズ戦で放った6号(118.7マイル=約191キロ)で14位にランクしている。他に複数回登場しているのはアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)だけで2本、ロナルド・アクーニャJr.外野手(ブレーブス)らも1本だけだ。

 通算410本塁打のスタントンは2015年以降に256発。2018年にエンゼルスに入団した大谷は182発。母数は違うが、スタントンの打球速度がいかに突出しているか分かる。この結果に、「これは尋常じゃない笑」「ここに8度も登場するスタントンはワイルドだ」「この男はとんでもなくクールだ」「スタントンの打つところを見るのが好き」とSNSにはコメントが寄せられている。昨年は打率.191、24本塁打に終わったが、今季はここまで打率.228、8本塁打。今後の打棒にも注目だ。

【実際の映像】あっという間に左翼席に到達 “怪物”スタントンの爆速アーチ

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