バウアー、今季中の日本復帰は消滅 メキシコと後半戦も契約…メジャー目指すも苦戦

メキシカンリーグのディアブロス・ロホス・デル・メヒコでプレーするトレバー・バウアー【写真:Getty Images】
メキシカンリーグのディアブロス・ロホス・デル・メヒコでプレーするトレバー・バウアー【写真:Getty Images】

球団が残留発表、現地メディア「今シーズンが終了するまでの残留に合意」

 メキシカンリーグのディアブロス・ロホス・デル・メヒコは25日(日本時間26日)、トレバー・バウアー投手の残留を発表した。メキシコ野球専門メディア「Beisbolpuro」も「今シーズンが終了するまでの残留に合意した」などと伝えている。これで今季中に日本に復帰する可能性は、事実上消滅となった。

 レッズ時代の2020年にサイ・ヤング賞に輝いたバウアーは、ドジャースに移籍した2021年に性的暴行などの疑いで複数の女性から訴えられ、324試合の出場停止処分を受けた(後に194試合に軽減)。昨季はDeNAでプレーし、10勝4敗、防御率2.76の好成績をマークしたが、メジャー復帰を目指し自由契約となった。

 今年3月には、ディアブロスとの契約を発表。自身のX(旧ツイッター)で「スプリングトレーニング期間の代わりとして、ディアブロスとは4月11日(同12日)から5月8日(同9日)までの間、5試合に登板することに合意しました。なぜなら、これは私にとって投げられるように準備する最善の方法だからです」などと投稿。メジャー復帰を視野に入れた短期契約だと明かしていた。

 今季ここまで7試合に先発登板し、5勝0敗、防御率1.50。打者有利と言われるメキシコで勝利数、防御率、奪三振でトップの成績を残し、格の違いを示している。バウアーは、中南米野球専門メディア「Septima Entrada」の取材に対応。「ああ。ここで素晴らしい時間を過ごせているし、いいチームでプレーできていると感じている。残留しない理由はないよ」と心境を明かしている。

(Full-Count編集部)

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