イチロー氏が絶賛「たぶん天才型」 目を奪われた“虎の右打者”…日米野球で「ビックリ」
「イチローセレクション」の12人を選出
マリナーズ会長付特別補佐兼インストラクターを務めるイチロー氏が、YouTubeの「パワプロ・プロスピ公式チャンネル」に出演。12球団からゲーム「プロ野球スピリッツ」に登場する「イチローセレクション」の12人を選出する企画で、阪神からは今岡真訪氏(現阪神1軍打撃コーチ)を選出した。
今回は、同世代やともにプレーした選手らの中から中心に選出。イチロー氏は、今岡氏について「接点は記憶にはないです。話した記憶もない。全く僕の中にはないんだけど」と、コミュニケーションを取ったことはないというが、驚いたのは2002年の日米野球の時だという。
イチロー氏は当時マリナーズで、MLBオールスターチームの一員として参加。今岡氏は初めて打率3割(.317)を記録したシーズンを終えての参加だった。
称賛したのはタイミングの取り方だった。「ピッチャーが足を上げて、どのあたりでバットが出てくる準備ができているのかというは、その時点でなんとなく分かるわけ。結果が出るとかでないとかは見えるんだけど。全部(のボールで)その体勢に入っていたのね。アメリカ人のピッチャーは足上げてからリリースするまでの時間が日本人のピッチャーに比べて早いので、どうしても刺されるんですよ。でもそれ(準備)が全部できているんですよね」と、ライトの守備位置から見ていて驚いたと明かす。
「いい打球飛ばすんだよね。あの時すごかったんじゃない。ビックリしました。たぶん天才型なんだと思います。悪球打ちの人は感性の人が多い。俺が打てるボールがストライクだっていうことだからそういうタイプなんだろうね」
今岡氏は阪神に1996年ドラフト1位で加入。日米野球の翌年には打率.340で首位打者に輝き、2005年には29本塁打147打点をマークしてチームをリーグ優勝に導いた。ロッテで引退し、昨年は阪神で打撃コーチとして日本一に貢献した。