不良債権で放出のはずが…復活遂げた35歳左腕 8勝&防御率2.12にファン「愛してる」

ブレーブスのクリス・セール【写真:Getty Images】
ブレーブスのクリス・セール【写真:Getty Images】

35歳左腕は昨年オフにレッドソックスからブレーブスに移籍

 昨年オフにレッドソックスからブレーブスにトレードで加入した35歳左腕、クリス・セール投手が、ここまで10試合に先発し8勝1敗、防御率2.12と躍動。ファンも「愛している」などと大歓迎している。

 米データサイト「ベースボール・リファレンス」は、公式X(旧ツイッター)にピッチングのWAR上位を紹介。1位は今永昇太の「3.0」で、レンジャー・スアレス「2.6」に次いで、セールはハンター・グリーンと並ぶ「2.4」で3位となっている。
 
 セールは2018年まで7年連続2桁勝利、最多奪三振を2度獲得し、オールスターに7度出場。球界屈指の左腕として活躍したセールは2019年3月に、2020年から5年総額1億4500万ドル(約228億円)でレッドソックスと契約延長した。しかし、2020年に左肘のトミー・ジョン手術を受けるなど故障の影響もあり、この4年間で31登板、11勝7敗と不本意な成績に甘んじていた。昨年だけに限ると、20登板で102回2/3を投げて6勝5敗、防御率4.30だった。

 米メディアによれば移籍したブレーブスとは1月に2年3800万ドル(約59億7200万円)+2026年は球団オプションで延長契約を結んでおり、レッドソックスが1700万ドル(約26億7100万円)を支払うことになっている。そのため、ブレーブスの負担は実質2年2100万ドル(約33億円)ということになる。

 レッドソックスが“不良債権”としてトレードした左腕だったが、ナ・リーグ東地区6連覇中の常勝軍団でまさかの復活を遂げた。ファンはSNS上で「セールは怪我をしていないときはけっこうよかったが、最近は目を見張る活躍」「クリス・セール、愛している」「フリードとセールは必見」「クリス・セールは私の今年一番お気に入りの物語」などと歓喜のコメントを寄せている。

(Full-Count編集部)

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