大谷翔平以外で“唯一2桁勝利”…エンゼルス同期が韓国移籍 総額8640万円の格安契約
KBOのハンファは、元エンゼルスのバリアと契約したことを発表した
韓国プロ野球(KBO)のハンファは29日、ハイメ・バリア投手と契約したことを発表した。総額55万ドル(約8640万円)。ドジャースの大谷翔平投手とともに2018年にエンゼルスでメジャーデビューした同期。メジャー通算6年間で134試合に登板し、22勝32敗、防御率4.38の実績ながら格安での契約となった。
パナマ出身の右腕は、2013年にエンゼルスと契約。2018年にデビューし、26試合に先発登板、10勝9敗、防御率3.41の好成績を残した。その後は先発とロングリリーフをこなせる便利屋としての扱いが増え、昨オフにFAとなって退団。大谷の入団以降、エンゼルスで大谷以外に2桁勝利を挙げたのはバリアだけだ。
昨年11月にガーディアンズとマイナー契約を結ぶと、13試合に登板して1勝0敗、防御率4.81の成績。ハンファは外国出身投手枠の関係で、防御率6.27と苦しんでいたフェリックス・ペーニャ投手を放出し、迎え入れた。バリアとペーニャは奇しくも、エンゼルス時代に4年間に渡って同僚としてプレーしていた。
米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」も、この移籍を紹介。「2年目のシーズンはブルペンとローテーションを行き来しながら、19試合に登板(13先発)し、防御率6.42。”2年目のスランプ”に苦しんだ。その後2シーズンは、89イニングを投げてほぼ平均的な成績(106ERA+)を残した」と評した。
(Full-Count編集部)