野球賭博で永久追放…指揮官も「深刻に受け止める」 悲痛な思い「逃げることはしない」
24歳のマルカーノが野球賭博に関与し永久追放となった
メジャーリーグ機構(MLB)は4日(日本時間5日)、パドレスのトゥクピタ・マルカーノ内野手が野球賭博を行ったとして、永久追放処分に科したと発表した。敵地・エンゼルス戦の試合前、マイク・シルト監督が「野球界はこのことを深刻に受け止めている。私もそうあるべきだと思う」と言及した。
マルカーノは2022年10月16日から同23日まで、2023年7月12日から同年11月1日までの期間にブックメーカーを通じて、387回の野球賭博を行ったという。合計で15万ドル(約2325万円)以上を野球に賭けていた。自身が所属していたパイレーツの試合も含まれていたという。
今季は右膝の故障でプレーしていなかった。シルト監督はスプリングトレーニングで「彼がどんな人間なのか知ることができたけど、いい人という印象」と明かす。「彼が人生で間違いを犯してしまったけど、処罰が科せられるから逃げることはしないと思う。もう一回言うけど、彼はグッドガイだから」と話した。
「(これ以上)人生に影響しないことを願っている」とシルト監督。「私たち全員間違いを犯す。彼は高潔な心の持ち主だから、人生の成功を祈っている。将来いいことが待っているといい。1つの間違いでラベルを貼られるのは違う」と悲痛な思いを口にした。
(川村虎大 / Kodai Kawamura)