2週間で2度の戦力外…NPB最速右腕がDバックス入り 防御率6点台に米「醜い成績だ」

ダイヤモンドバックスが獲得したチアゴ・ビエイラ(写真はブルワーズ時代)【写真:ロイター】
ダイヤモンドバックスが獲得したチアゴ・ビエイラ(写真はブルワーズ時代)【写真:ロイター】

17試合に登板して0勝0敗1セーブ、防御率6.85

 ダイヤモンドバックスは6日(日本時間7日)、オリオールズからDFA(事実上の戦力外)となってウェーバー公示されていたチアゴ・ビエイラ投手を獲得したと発表した。開幕してから2度のDFAを経て、今季はプレーするのは3チーム目となる。

 ブラジル出身のビエイラは、2019年オフに巨人と契約。2021年にNPB史上最速となる166キロを計測した。シーズン途中から守護神も務め、0勝3敗1ホールド、19セーブ、防御率2.93と活躍した。2022年オフに巨人を退団し、昨年5月にブルワーズとマイナー契約。9月に昇格し2試合に登板して防御率0.00だった。

 5月20日(同21日)にブルワーズからDFAとなり、強豪オリオールズにトレード移籍。しかし新天地デビューのマウンドでは1死も奪えず3失点。5人と対戦して1安打4四球の大乱調。その後、またもDFAとなることが発表された。

 今季の成績は17試合に登板して0勝0敗1セーブ、防御率6.85、WHIP1.93となっている。米移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」は、「30歳のビエイラはオリオールズでは1アウトも奪えず、僅か1登板にとどまった。ブルワーズでも苦戦し、現在防御率6.85という醜い成績だ」と指摘。球速の速さは評価されているものの、マイナーオプションが切れていることもあり、苦戦が続けば「早々に放出されるかもしれいない」としている。

 ダイヤモンドバックスはヤクルトでもプレーしたトーリ・ロブロ監督が指揮を執っている。

(Full-Count編集部)

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