課された“義務”…衝撃のウーバー配達員転身 水原被告が仕事を再開したワケ
保釈条件の1つとして「就労を続けること」が裁判所から示されている
ドジャース・大谷翔平投手の元通訳で、銀行詐欺罪などの罪を認めた水原一平被告が、ウーバー配達員に“転身”した。米ニューヨーク・ポスト紙が6日(日本時間7日)に伝えた。ラフな格好で配達する水原被告の様子が注目を集めているが、勤労は、裁判所の保釈条件の1つだった。
水原被告は4月11日(同12日)には、米連邦検察当局から銀行詐欺容疑で訴追され、翌12日(同13日)にロサンゼルスの連邦地裁に出廷。保釈保証金2万5000ドル(約389万3000円)で保釈されていた。資料によると、保証金の他に裁判所が示した保釈条件にはパスポートの返却、移動は原則カリフォルニア州中央地区のみ、被害者や目撃者らとの接触禁止、違法薬物の使用禁止、ギャンブル依存症プログラムへの参加、ギャンブル禁止などがある。
さらに「就学、トレーニング、又は監督機関が許可した理由を除いて、監督機関が認めない限り、積極的に就労する意欲をみせるか、就労を続けること」とある。労働は条件の1つとされており、水原被告はこれに準じてウーバー配達員として働いているようだ。
水原被告については、同紙が「ショウヘイ・オオタニの元通訳、イッペイ・ミズハラが詐欺事件後にウーバーイーツ配達」との見出しで報じた。「ロサンゼルス近郊でウーバーイーツの配達をしているところを目撃された」として、複数の写真を掲載。水原被告は黒の帽子を被り、パーカー、ハーフパンツとラフな格好で配達している。
3月20日(同21日)にドジャースを解雇された水原被告。6月4日(同5日)に米カリフォルニア州サンタアナの連邦地裁に出廷して銀行詐欺罪と税務書類偽造の罪を認めており、量刑言い渡しは10月25日(同26日)に予定されている。それまでは配達員として働く日々が続くのかもしれない。
(Full-Count編集部)