1年前は大谷ライバルも…出場10試合で放出危機 チームは14連敗、ド軍移籍の可能性も
ホワイトソックスのロバートJr.は10試合で打率.200、3本塁打、OPS.695
ホワイトソックスのルイス・ロバートJr.外野手が苦しんでいる。昨季は38本塁打を放ち、エンゼルス時代の大谷翔平投手らと本塁打王を争ったが、今季は故障もあって3本塁打。チームは低迷し、トレード候補にも挙がっている。
キューバ出身の26歳。昨季は145試合に出場して打率.264、38本塁打、OPS.857の好成績で大谷のライバルとして注目を集めた。本塁打王争いでは猛追していた矢先の9月後半に左膝捻挫で無念の離脱。44発の大谷にタイトルを譲った。
さらなる飛躍も予想された今季だったが、4月6日(同7日)に右股関節屈筋の怪我で負傷者リスト(IL)入り。6月4日(同5日)に復帰したものの、わずか10試合の出場で打率.200、3本塁打、OPS.695にとどまり期待を裏切っている。
チームは球団のワーストを更新する14連敗中。15勝48敗の勝率.238と30球団で最悪の状況だ。米スポーツ局「ESPN」のジェフ・パッサン記者は、「ホワイトソックスはルイス・ロバートJr.のトレードに応じる用意がある」と伝えた。
また、メジャー経験が少なく年俸の安いことも放出を後押しする。米ニューヨーク・ポスト紙のジョン・ヘイマン記者も「ホワイトソックスは積極的にロバートJr.に対してのパッケージを模索している。お財布に優しい年俸2000万ドル(約31億1400万円)で2回のチームオプションが残っている」と指摘する。
さらには「トレード市場には、保有期間が長くて才能がある選手はいない。故障歴に対する心配は否定的な意見だ。ドジャース、フィリーズ、ロイヤルズなど多くのチームが外野手を必要としている」とも。ドジャースの名前も挙がっており、かつてライバルだった大谷との共演の可能性もゼロではなさそうだ。
(Full-Count編集部)