“グラブ破壊”ドラ5が「救世主」 強力打線を圧倒…22歳の衝撃投球が「えぐいっす」
DeNAドラ5、石田裕がソフトバンク戦でプロ初登板で勝利を挙げた
■DeNA 8ー5 ソフトバンク(9日・横浜)
DeNAのドラフト5位ルーキー、石田裕太郎投手が9日、横浜スタジアムでのソフトバンク戦にプロ初登板となる先発を果たし、5回5安打1失点。チームも8-5で勝利し、デビュー戦で勝利を挙げた。チームの連敗を4で止めた新人にファンは「救世主になってくれ」「投げっぷりいいな」などと期待を寄せた。
横浜市出身の22歳右腕は強力ソフトバンク打線を相手に、低めへ丁寧に集める投球を展開。初回に2死満塁とされるも柳町達外野手を一ゴロで切り抜けた。2回には2死二塁で左中間に運ばれた大きな飛球を、左翼の筒香嘉智外野手がダイビングキャッチ。石田裕は満面の笑みを浮かべて右手を突き上げた。
3回には今宮健太内野手の二遊間を抜けようかというゴロを、今度は二塁の牧秀悟内野手がダイビングキャッチで二ゴロとし、先頭打者の出塁を阻止した。“新旧キャプテン”に救われたルーキーは嬉しそうにガッツポーズ。ファンだったDeNAの一員として投げる喜びを全身で表していた。
石田裕は中大からドラフト5位で入団。最速148キロの直球と多彩な変化球が武器。1月の新人合同自主トレでは、育成2位・清水麻成投手とのキャッチボールで、清水が「グラブ壊れたっす」。新品のグラブのひもがほつれていた。「真っ直ぐも変化球もえぐいっす」と驚いていた。
フレッシュ右腕の好投を「パーソル パ・リーグTV」が「横浜出身ルーキーがハマスタで躍動!」と公式YouTubeに投稿すると、ファンからは「山川に恐れず初球からストライク勝負痺れたな、救世主になってくれ」「初登板でソフバン相手にこれは凄い」「好きな球団で投げる喜びが顔に出まくっていて好き」「強力ソフトバンク打線に通用するなら、セ・リーグの他球団にも通用しそう」「初登板とは思えないクレバーさがとっても印象に残りました」「楽しそうにプレーしてるのがいい」といった賞賛の声が続々と寄せられていた。