日本の飲食店での“当たり前”に感動した台湾チア 家族から忠告も「好きなので」
楽天ガールズのダイイン 、SNSでは大谷ユニ着たスタイル抜群ショットも
台湾プロ野球(CPBL)のチアたちが日本でも注目を集めつつある理由のひとつに、彼女たち自身の“日本愛”がある。楽天モンキーズの勝利の女神「楽天ガールズ」のメンバー、ダイインもそんなひとり。お隣の異国を文字通り身近に感じている。
日本と聞いて真っ先に頭に浮かぶのは、やはり大谷翔平投手だ。楽天ガールズは昨年5月に米国に遠征し、当時エンゼルスに所属していた大谷との対面も実現。ダイインもその場で夢のひとときを過ごした。「彼がやっていることは伝説ですし、大谷選手が現れるとみんなの視線が集まって、まるで漫画の主人公のようでした」と、一瞬で虜になった。
自身のX(旧ツイッター)でも、たびたび大谷についての話題を発信。背番号17のドジャースユニホームを来たファッションも披露している。今年2月に大谷の結婚が発表されたときも祝福のメッセージをポストした。「自分の人生プランを一歩一歩、完成させているのがすごいと思います」と感心しきりだ。
コロナ禍を経て、来日する機会も増えた。今年2月には、NPB球団との交流試合で宮崎を訪れ、メンバーたちと一緒にパフォーマンスを披露した。来日した際は、コンビニで大谷の話題が載っているスポーツ新聞を購入する。台湾にはスポーツ専門の新聞はなく、大谷の記事が宝物になっているという。「日本のファンの方が、私たちが載っているスポーツ新聞をプレゼントしてくれることもあります」とも言う。
日本を訪れるたびに、感激することもある。それは、飲食店での“当たり前のこと”。「台湾では、レストランに入っても水が出てこないところが多いですが、日本では必ずと言っていいほど、氷入りの水が出てきます。家族には、体を冷やさないように冷たいものはなるべく避けたほうがいいと言われているのですが、私は冷たい飲み物が好きなので、とても嬉しいです」と愛らしい笑顔を見せる。
日本語を独学で勉強しており、自身のインスタグラムに日本語で寄せられるメッセージには日本語で返信。「日本で日本語を勉強しながら生活してみたいです。日本のチアは個人のパフォーマンス技術が高く、エネルギーがあります。いつか体験してみたいです」と夢を語る。取材の最後には「ありがとうございました」と流暢な日本語を披露。チアとして11年目を迎えたダイインが、大好きだという日本で活動する日を楽しみにしたい。