大谷翔平と怪物新人…新たな“名勝負”に敵将も虜 球場熱狂の初対決「いいマッチアップ」
大谷翔平は5日にパイレーツの剛腕新人と対戦した
ドジャースは4~6日(日本時間5~7日)に敵地でパイレーツとの3連戦を行った。注目されたのは、大谷翔平投手がパイレーツの最速164キロを誇る怪物新人、ポール・スキーンズ投手から15号2ランを放った5日(同6日)の第2戦。パイレーツのデレク・シェルトン監督は力と力のぶつかり合いを「いいマッチアップ」と振り返った。
初回の第1打席、大谷は3球三振。すべて直球を空振りしたものだった。続く3回2死一塁、真ん中高めへの100.1マイル(約161.1キロ)の剛速球をバックスクリーンへ運んだ。大谷が100マイル超えを本塁打にしたのは自身初めてだった。
MLBネットワークのラジオ番組「SiriusXM」は11日(同12日)、公式X(旧ツイッター)にシェルトン監督のインタビュー音声を投稿。スキーンズと大谷との対戦を回顧し、「ショウヘイは球界最高の選手の1人で、ポール(スキーンズ)は若手のいいピッチャーだから、いいマッチアップだった」と語った。
さらに「野球ファンであれば楽しみな対戦だ。私個人の感想を言えば、三振を奪った第1打席の方がホームランを打たれた第2打席より嬉しかった(笑)。でも、こういう対戦は野球界にとっていいことだし、ガチンコ対決は(ファンに)好まれる」と続けた。ファン注目の新たな名勝負の誕生を予感していた。
スキーンズはここまで6試合に登板し、3勝負けなし、防御率2.43の成績を残している。指揮官は「ここ(MLB)にきてから、彼はいい仕事をしている。でも、パワーピッチャーだから安定性が増すように取り組んでいるし、それは重要なことだ。そして、三振を奪ったり、ファウルで逃げられることがあるから、球数は多くなりがちだ。でも、全体的に見れば素晴らしい活躍だ。いいスタートを切った」と称賛していた。
(Full-Count編集部)